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使徒
8:1−3
サウロの迫害により信者散る
翻訳比較
使徒 8:1 サウロは、ステファノの殺害に賛成していた。
◆エルサレムの教会に対する迫害
使徒 8:1 その日、エルサレムの教会に対して激しい迫害が起こり、使徒たちのほかは皆、ユダヤとサマリアの地方に散って行った。
使徒 8:2 信仰のあつい人々はステファノを葬り、彼の死を大いに悼んだ。
使徒 8:3 しかし、サウロは教会を荒らし、家々に入って、男女を問わず引き出して牢に送っていた。
フランシスコ会訳2013
使徒言行録8
フランシスコ訳聖書 Act <8>章
聖書本文
◆教会に対する迫害
001サウロはステファノの殺害に賛
成していた。その日、エルサレムの教会に対する大迫害が起こった。使徒たちのほかはみな、ユダヤやサマリアの諸地方に散らされた。
002敬虔な人たちはステファノを葬
り、彼のために大いに嘆き悲しんだ。
003ところが、サウロは教会を荒ら
し回り、家から家に押し入って、男も女も引きずり出しては牢に送っていた。
岩波翻訳委員会訳1995
440801aサウロは、ステファノの殺害に賛成していた。
440801bその日、エルサレムの教会に対して大迫害が起こり、使徒以外の者は皆、ユダヤとサマリアの
地方に散らされていった。
440802しかし、信仰深い人たちがステファノを埋葬し、彼のために盛大な哀悼の式を行なった。
440803ところが、サウロは教会を根絶しようとして、家という家に押し入り、男も女も引っ張って行っ
て、獄に引き渡していた。
新共同訳1987
8:1
サウロは、ステファノの殺害に賛成していた。
◆エルサレムの教会に対する迫害
8:1
その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起こり、使徒たちのほかは皆、ユダヤとサマリアの地方に散って行った。
8:2
しかし、信仰深い人々がステファノを葬り、彼のことを思って大変悲しんだ。
前田訳1978
8:1
サウロはステパノの虐殺に賛成していた。その日、エルサレムの集まりに大迫害がおこり、使徒たちのほかは皆ユダヤとサマリヤとの諸地方に散らされた。
8:2
敬虔な人たちはステパノを葬り、彼のためにはげしく胸を打って悲しんだ。
8:3
サウロは集まりを荒らし、家々に入って、男も女も引っ張って牢に入れた。
新改訳1970
8:1
サウロは、ステパノを殺すことに賛成していた。その日、エルサレムの教会に対する激しい迫害が起こり、使徒たち以外の者はみな、ユダヤとサマリヤの諸地方
に散らされた。
8:2
敬虔な人たちはステパノを葬り、彼のために非常に悲しんだ。
8:3
サウロは教会を荒らし、家々にはいって、男も女も引きずり出し、次々に牢に入れた。
塚本訳1963
8:1
サウロは(石は投げなかったが、)ステパノを殺すことに賛成であった。その日エルサレムの集会に対して大迫害がおこり、使徒たち以外(の信者)は皆、ユダ
ヤとサマリヤとの田舎に散らばった。
8:2
しかし信心深い人たちが(集まって)ステパノを埋葬し、彼のために盛大な哀悼の式を行った。
8:3
サウロは、しかし、集会をたたきつぶそうとして、(信者の)家という家に押し入り、男女の別なく引っ張っていって牢に入れた。
口語訳1955
8:1
サウロは、ステパノを殺すことに賛成していた。その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起り、使徒以外の者はことごとく、ユダヤとサマリヤとの地方に散
らされて行った。
8:2
信仰深い人たちはステパノを葬り、彼のために胸を打って、非常に悲しんだ。
8:3
ところが、サウロは家々に押し入って、男や女を引きずり出し、次々に獄に渡して、教会を荒し回った。
文語訳1917
"440801","
サウロは彼の殺さるるを可しとせり。その日エルサレムに在る教會に對ひて大なる迫害おこり、使徒たちの他は皆ユダヤ及びサマリヤの地
方に散さる。"
"440802","
敬虔なる人々ステパノを葬り、彼のために大に胸打てり。"
"440803","
サウロは教會をあらし、家々に入り男女を引出して獄に付せり。"
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各国聖書引照編集
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 使 8:4
8:4 さて、散って行った
人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いた。
新 共同 使 2:5
2:5
さて、エルサレムには天下のあらゆる国から帰って来た、信心深いユダヤ人が住んでいたが、
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 ガラ 1:13
1:13 ユダヤ教を信じていた
ころのわたしの行動については、あなたがたはすでによく聞いている。すなわち、わたしは激しく神の教会を迫害し、また荒しまわってい
た。
(日)新共同訳1987の引照
新 共同 ロマ
1:31
1:31
無知、不誠実、無情、無慈悲です。
新 共同
Tコリ15:9
15:9
わたしは、神の教会を迫害したのですから、使徒たちの中でもいちばん小さな者であり、使徒と呼ばれる値打ちのない者です。
新 共同 ガラ
1:13
1:13
あなたがたは、わたしがかつてユダヤ教徒としてどのようにふるまっていたかを聞いています。わたしは、徹底的に神の教会を迫害し、滅
ぼそうとしていました。
新 共同 ピリ
3:6
3:6
熱心さの点では教会の迫害者、律法の義については非のうちどころのない者でした。
新 共同
Tテモ1:13
1:13
以前、わたしは神を冒涜する者、迫害する者、暴力を振るう者でした。しかし、信じていないとき知らずに行ったことなので、憐れみを受
けました。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
口 語訳
Tコリ15:9
15:9
実際わたしは、神の教会を迫害したのであるから、使徒たちの中でいちばん小さい者であって、使徒と呼ばれる値うちのない者である。
口 語訳 ガラ
1:13
1:13
ユダヤ教を信じていたころのわたしの行動については、あなたがたはすでによく聞いている。すなわち、わたしは激しく神の教会を迫害
し、また荒しまわっていた。
口 語訳 ピリ
3:6
3:6
熱心の点では教会の迫害者、律法の義については落ち度のない者である。
口 語訳
Tテモ1:13
1:13
わたしは以前には、神をそしる者、迫害する者、不遜な者であった。しかしわたしは、これらの事を、信仰がなかったとき、無知なために
したのだから、あわれみをこうむったのである。
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使徒
8:4−8
ピリポのサマリヤ伝道
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆サマリアで福音が告げ知らされる
使徒 8:4 さて、散って行った人々は、御言葉を告げ知らせながら巡り歩いた。
使徒 8:5 フィリポはサマリアの町に下って、人々にキリストを宣べ伝えた。
使徒 8:6 群衆は、フィリポの行った数々のしるしを見て、こぞってその話に耳を傾けた。
使徒
8:7 実際、汚れた霊に取りつかれた多くの人たちから、霊が大声で叫びながら出て行き、体の麻痺した人や足の不自由な人が大勢癒やされた。
使徒 8:8 町の人々は大変喜んだ。
フランシスコ会訳2013
◆フィリポのサマリア宣教
004さて、散らされて行った人々
は、み言葉を宣べ伝えながら、巡り歩いた。
005フィリポはサマリアの町に下っ
て行き、人々にメシアを宣べ伝えた。
006群衆はフィリポの話を聞き、そ
の行った徴を見て、こぞって彼の語ることに耳を傾けた。
007汚れた霊に取り憑かれた多くの
人たちからは、その霊が大声で叫んで出ていき、また、多くの中風の者や、足の不自由な人が癒やされた。
008そこで、その町は大きな喜びに
満たされた。
岩波翻訳委員会訳1995
440804さて、散らされて行った人々は、御言葉〔の福音〕を告げ知らせながら、めぐり歩いた。
440805フィリッポスはサマリアの町にくだり、人々にキリストを宣べ伝えた。
440806群衆は、フィリッポスが行なった徴を見聞きし、彼によって語られたことに一致
し
て聞き従った。
440807穢れた霊に憑かれている多くの人々――霊が大声で叫びながら出て行き ――、多くの中風の者
や足の不自由な人々が癒されたからである。
440808そこで、この町には大いなる喜びがあった。
新共同訳1987
8:4
さて、散って行った人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いた。
8:5
フィリポはサマリアの町に下って、人々にキリストを宣べ伝えた。
8:6
群衆は、フィリポの行うしるしを見聞きしていたので、こぞってその話に聞き入った。
8:7
実際、汚れた霊に取りつかれた多くの人たちからは、その霊が大声で叫びながら出て行き、多くの中風患者や足の不自由な人もいやしてもらった。
8:8 町の人々は大変喜んだ。
前田訳1978
8:4
散らされた人々はめぐり歩いてみことばを伝えた。
8:5
ピリポはサマリヤの町に下って人々にキリストをのべ伝えた。
8:6
群衆はピリポの話に耳傾け、心をひとつにしてそれを聞き、また彼のした徴を見た。
8:7
事実多くの人が汚れた霊につかれていたが、それらは大きな叫びをあげて出ていった。多くの中風やみや足なえもいやされた。
8:8
その町には大きなよろこびが訪れた。
新改訳1970
8:4
他方、散らされた人たちは、みことばを宣べながら、巡り歩いた。
8:5
ピリポはサマリヤの町に下って行き、人々にキリストを宣べ伝えた。
8:6
群衆はピリポの話を聞き、その行なっていたしるしを見て、みなそろって、彼の語ることに耳を傾けた。
8:7
汚れた霊につかれた多くの人たちからは、その霊が大声で叫んで出て行くし、大ぜいの中風の者や足のきかない者は直ったからである。
8:8
それでその町に大きな喜びが起こった。
塚本訳1963
8:4
さて(この迫害で各地に)散らばった者は、あるき回りながら御言葉を伝えた。
8:5
一方、(世話役の一人であった)ピリポはサマリヤの町に下り、(そこの)人々に救世主のことを説いた。
8:6
群衆全体が一人のようになって、ピリポの言葉に耳を傾けた。彼の行った(不思議な)徴を聞いたり見たりしたからである。
8:7
実際、汚れた霊につかれている多くの人があったが、それが大声を出して叫びながら飛び出したのである。多くの中風の者や足なえもなおされた。
8:8 その町は大喜びであった。
口語訳1955
8:4
さて、散らされて行った人たちは、御言を宣べ伝えながら、めぐり歩いた。
8:5
ピリポはサマリヤの町に下って行き、人々にキリストを宣べはじめた。
8:6
群衆はピリポの話を聞き、その行っていたしるしを見て、こぞって彼の語ることに耳を傾けた。
8:7
汚れた霊につかれた多くの人々からは、その霊が大声でわめきながら出て行くし、また、多くの中風をわずらっている者や、足のきかない者がいやされたからで
ある。
8:8
それで、この町では人々が、大変なよろこびかたであった。
文語訳1917
"440804","
ここに散されたる者ども歴巡りて御言を宣べしが、"
"440805","
ピリポはサマリヤの町に下りてキリストの事を傳ふ。"
"440806","
群衆ピリポの行ふ徴を見聞して、心を一つにし、謹みて其の語る事どもを聽けり。"
"440807","
これ多くの人より、之に憑きたる穢れし靈、大聲に叫びて出で、また中風の者と跛者と多く醫されたるに因る。"
"440808","
この故にその町に大なる勸喜おこれり。"
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各国聖書引照編集
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 使 6:5
6:5
一同はこの提案に賛成し、信仰と聖霊に満ちている人ステファノと、ほかにフィリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、アン
ティオキア出身の改宗者ニコラオを選んで、
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 ピリ 1:12
1:12 さて、兄弟たちよ。わ
たしの身に起った事が、むしろ福音の前進に役立つようになったことを、あなたがたに知ってもらいたい。
口 語訳
Tコリ1:23-24
1:23
しかしわたしたちは、十字架につけられたキリストを宣べ伝える。このキリストは、ユダヤ人にはつまずかせるもの、異邦人には愚かなも
のであるが、
1:24
召された者自身にとっては、ユダヤ人にもギリシヤ人にも、神の力、神の知恵たるキリストなのである。
口 語訳
Tコリ2:2
2:2
なぜなら、わたしはイエス・キリスト、しかも十字架につけられたキリスト以外のことは、あなたがたの間では何も知るまいと、決心した
からである。
口 語訳 ロマ
14:17
14:17
神の国は飲食ではなく、義と、平和と、聖霊における喜びとである。
(日)新共同訳1987の引照
・・・・
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
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使徒
8:9−13
魔術師シモン
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
使徒
8:9 ところで、この町に以前からシモンと言う人がいて、魔術を使ってサマリアの人々を驚かせ、自分を偉い者のように言い触らしていた。
使徒 8:10 それで、小さな者から大きな者に至るまで、皆が「この人こそ偉大なものと言われる神の力だ」と言って注目していた。
使徒 8:11 人々が彼に注目したのは、長い間その魔術に驚かされていたからである。
使徒
8:12 しかし、フィリポが神の国とイエス・キリストの名について福音を告げ知らせるのを人々は信じ、男も女も洗礼(バプテスマ)を受けた。
使徒
8:13 シモン自身も信じて洗礼(バプテスマ)を受け、いつもフィリポに付いて行き、しるしとすばらしい奇跡が行われるのを見て驚いていた。
フランシスコ会訳2013
◆魔術師シモン
009ところで、この町にシモンとい
う人がいた。彼は以前から魔術を行って、サマリアの人々を驚かせ、自分は偉大な者だと称していた。
010そこで、小さな者から大きな者
に至るまでみな、彼に注目し、「この人こそ、大能と呼ばれる神の力だ」と言っていた。
011人々がシモンに注目したのは、
長い間、その魔術に驚かされていたからである。
012しかし、フィリポが神の国とイ
エス・キリストの名について宣べ伝えるのを、人々は信じて、男も女も洗礼を受けた。
013シモン自身も信じて洗礼を受
け、フィリポのそばを離れなかった。そして、徴と素晴らしい力ある業が行われるのを見て、驚いていた。
岩波翻訳委員会訳1995
440809ところで、シモンという男がこの町で以前から魔術を行ない、サマリアの人々を驚かし、自分を
何か大いなる者のように言いふらしていた。
440810彼らはすべて、子供から年寄りに至るまで彼に聞き従い、言っていた、「この人こそは『大いな
る力』と呼ばれる神の力である」。
440811人々が彼に聞き従ったのは、かなり長い間魔術に驚かされていたからである。
440812ところが彼らは、フィリッポスが神の王国とイエス・キリストの名〔について福音〕を告げ知ら
せると、男も女も彼を信じて、洗礼を受けたのである。
440813そこで、シモン自身も信じて洗礼を受け、いつもフィリッポスについて行って、大いなる徴や力
ある業が行なわれるのを見て驚いていた。
新共同訳1987
8:9
ところで、この町に以前からシモンという人がいて、魔術を使ってサマリアの人々を驚かせ、偉大な人物と自称していた。
8:10
それで、小さな者から大きな者に至るまで皆、「この人こそ偉大なものといわれる神の力だ」と言って注目していた。
8:11
人々が彼に注目したのは、長い間その魔術に心を奪われていたからである。
8:12
しかし、フィリポが神の国とイエス・キリストの名について福音を告げ知らせるのを人々は信じ、男も女も洗礼を受けた。
8:13
シモン自身も信じて洗礼を受け、いつもフィリポにつき従い、すばらしいしるしと奇跡が行われるのを見て驚いていた。
前田訳1978
8:9
シモンという人がこの町に前からいて、自分をひとかどのものといいふらしつつ、魔術をしてサマリヤの人々をおどろかせていた。
8:10
小さいものから大きいものまで皆が彼に心を寄せ、「この人こそ神の力で、大能といわれるものだ」といった。
8:11
人々が彼に心を寄せたのは、かなりの間その魔術におどろかされていたからである。
8:12
しかしピリポが神の国とイエス・キリストのみ名について福音を伝えると彼らは信じ、男も女も洗礼を受けた。
8:13
シモン自身も信じて洗礼を受け、いつもピリポについていた。そして徴や大規模な奇跡がなされるのを見ておどろいていた。
新改訳1970
8:9
ところが、この町にシモンという人がいた。彼は以前からこの町で魔術を行なって、サマリヤの人々を驚かし、自分は偉大な者だと話していた。
8:10
小さな者から大きな者に至るまで、あらゆる人々が彼に関心を抱き、「この人こそ、大能と呼ばれる、神の力だ。」と言っていた。
8:11
人々が彼に関心を抱いたのは、長い間、その魔術に驚かされていたからである。
8:12
しかし、ピリポが神の国とイエス・キリストの御名について宣べるのを信じた彼らは、男も女もバプテスマを受けた。
8:13
シモン自身も信じて、バプテスマを受け、いつもピリポについていた。そして、しるしとすばらしい奇蹟が行なわれるのを見て、驚いていた。
塚本訳1963
8:9
すると前からこの(サマリヤの)町にシモンという男がいて魔術を行っていたが、自分を何か(神通力でもある)えらい者のように言いふらし、サマリヤの住民
をびっくりさせていた。
8:10
彼らは子供から年寄りに至るまで皆、シモン信者になり、「これこそいわゆる大能の(生き)神様だ」と言った。
8:11
彼らが(このように)シモン信者になったのは、かなり長い間魔術でびっくりさせられていたからである。
8:12
しかしピリポが(来て)神の国とイエス・キリストの名とについて福音を伝えると、男も女も(今度は)ピリポ(の言葉)を信じて(信仰に入り、)洗礼を受け
た。
8:13
ついにシモン自身も信じて洗礼を受け、いつもピリポにくっついていて、 いろいろな(不思議な)徴や大がかりな奇
跡が行われるのを見て、呆気にとられていた。
口語訳1955
8:9
さて、この町に以前からシモンという人がいた。彼は魔術を行ってサマリヤの人たちを驚かし、自分をさも偉い者のように言いふらしていた。
8:10
それで、小さい者から大きい者にいたるまで皆、彼について行き、「この人こそは『大能』と呼ばれる神の力である」と言っていた。
8:11
彼らがこの人について行ったのは、ながい間その魔術に驚かされていたためであった。
8:12
ところが、ピリポが神の国とイエス・キリストの名について宣べ伝えるに及んで、男も女も信じて、ぞくぞくとバプテスマを受けた。
8:13
シモン自身も信じて、バプテスマを受け、それから、引きつづきピリポについて行った。そして、数々のしるしやめざましい奇跡が行われるのを見て、驚いてい
た。
文語訳1917
"440809","
ここにシモンといふ人あり、前にその町にて魔術を行ひ、サマリヤ人を驚かして自ら大なる者と稱へたり。"
"440810","
小より大に至る凡ての人つつしみて之に聽き『この人は、いわゆる神の大能なり』といふ。"
"440811","
かく謹みて聽けるは、久しき間その魔術に驚かされし故なり。"
"440812","
然るにピリポが、神の國とイエス・キリストの御名とに就きて宣傳ふるを人々信じたれば、男女ともにバプテスマを受く。"
"440813","
シモンも亦みづから信じ、バプテスマを受けて、常にピリポと偕に居り、その行ふ徴と、大なる能力とを見て驚けり。"
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各国聖書引照編集
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 使 5:36
5:36
以前にもテウダが、自分を何か偉い者のように言って立ち上がり、その数四百人くらいの男が彼に従ったことがあった。彼は殺され、従っ
ていた者は皆散らされて、跡形もなくなった。
新 共同 使 8:6
8:6
群衆は、フィリポの行うしるしを見聞きしていたので、こぞってその話に聞き入った。
新 共同 使 19:8
19:8
パウロは会堂に入って、三か月間、神の国のことについて大胆に論じ、人々を説得しようとした。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 Uコリ11:19
11:19 あなたがたは賢い人た
ちなのだから、喜んで愚か者を忍んでくれるだろう。
口 語訳 ロマ
10:10
10:10
なぜなら、人は心に信じて義とされ、口で告白して救われるからである。
口 語訳 ガラ
3:28
3:28
もはや、ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由人もなく、男も女もない。あなたがたは皆、キリスト・イエスにあって一つだからであ
る。
口 語訳
Tコリ15:2
15:2
もしあなたがたが、いたずらに信じないで、わたしの宣べ伝えたとおりの言葉を固く守っておれば、この福音によって救われるのである。
(日)新共同訳1987の引照
・・・・
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
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使徒
8:14−25
シモンが神の賜物を買おうとする
ペテロとヨハネのサマリヤ伝道
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
使徒
8:14 エルサレムにいた使徒たちは、サマリアの人々が神の言葉を受け入れたと聞き、ペトロとヨハネをそこへ遣わした。
使徒 8:15 二人は下って行って、聖霊を受けるようにとその人々のために祈った。
使徒
8:16 人々は主イエスの名によって洗礼(バプテスマ)を受けていただけで、聖霊はまだ誰の上にも降っていなかったからである。
使徒 8:17 二人が人々の上に手を置くと、聖霊が降った。
使徒 8:18 シモンは、使徒たちが手を置くと霊が与えられたのを見、金を差し出して、
使徒 8:19 言った。「手を置けば、誰にでも聖霊が受けられるように、私にもその力を授けてください。」
使徒 8:20 すると、ペトロは言った。「この金は、お前と共に滅びるがよい。神の賜物が金で手に入ると思っているからだ。
使徒 8:21 お前はこれに関わることも、あずかることもできない。心が神の前に正しくないからだ。
使徒 8:22 この悪事を悔い改め、主に祈れ。あるいは、心に抱いた思いを赦していただけるかもしれない。
使徒 8:23 お前が苦い胆汁と不義の縄目の中にいるのが、私には見える。」
使徒 8:24 シモンは答えた。「おっしゃったことが私の身に起こらないように、主に祈ってください。」
使徒
8:25 このように、ペトロとヨハネは、主の言葉を力強く証しして語った後、サマリアの多くの村で福音を告げ知らせて、エルサレムに帰って行った。
フランシスコ会訳2013
014さて、エルサレムにいる使徒たちは、サマリアの人々が神の言葉を受け入れたと聞いて、ペトロとヨハネをそこ
に送った。
015二人はサマリアに下って行き、
聖霊を受けるように、その人々のために祈った。
016彼らは主イエスの名によって洗
礼を受けていただけで、聖霊は、まだ誰の上にも降っていなかったからである。
017そこで、ペトロとヨハネが人々
の上に手を置くと、彼らは聖霊を受けた。
018使徒たちが手を置くと、霊が授
けられるのを見たシモンは、金を差し出して言った、
019「わたしが手を置く者は誰でも
聖霊が受けられるように、その権威をわたしにも授けてください」。
020そこでペトロは彼に言った、
「お前の金は、お前とともに滅びよ。お前は金で神の賜物を手に入れようと思っているからだ。
021お前は、このことについては、
どんな分け前もないし、それにあずかることもできない。お前の心が神の前に正しくないからだ。
022だから、この悪事を悔い改め、
主に祈りなさい。そうすれば、心に抱いた思いが、あるいは赦されるかもしれない。
023お前は、悪意に満ち、不義の絆
に縛られているのが、わたしには分かる」。
024シモンは答えて言った、「あな
た方のおっしゃったことが、何一つ、わたしの身に起こらないように、わたしのために主に祈ってください」。
025このようにして、ペトロとヨハ
ネは主の言葉を語り、かつ、証しをした後、サマリアの多くの村で福音を宣べ伝えながら、エルサレムに帰っていった。
岩波翻訳委員会訳1995
440814さて、エルサレムにいる使徒たちは、サマリア〔の人々〕が神の言葉を受け入れたと聞くと、ペ
トロとヨハネとを彼らのもとに派遣した。
440815二人はくだって行って、彼らが聖霊を受けるようにと彼らのために祈った。
440816彼らにはまだ聖霊が降っていなかったからである。ただ、主イエスの名で洗礼を受けていただけ
であった。
440817そこで二人が彼らの上に手を置くと、彼らは聖霊を受けた。
440818ところがシモンは、使徒たちが手を置くことによって聖霊が与えられたのを見て、二人に金を差
し出して、
440819言った、「私が手を置けば、誰でも聖霊を受けるように、そのような力を私にも授けて下さ
い」。
440820そこでペトロが彼に言った、「お前の金はお前もろとも消え失せろ。神の賜物が金で得られると
思っているのだから。
440821お前はこのことの分け前にも相続にもあずかれない。お前の心が神の前に真直ぐではないからで
ある。
440822だから、お前がしたこのような悪事を悔い改めて、主に祈るがよい。あるいはお前の心の思いが
赦されるかもしれない。
440823お前が苦い胆汁と不義の縄目の中にいることが、私には見えるからである」。
440824そこでシモンは答えて言った、「あなたが私のために主に祈って下さい。言われたことが絶対に
私に起こらないように」。
440825使徒たちは主の言葉を証しして語った後、サマリアの多くの村で福音を告げ知らせて、エルサレ
ムに帰った。
新共同訳1987
8:14
エルサレムにいた使徒たちは、サマリアの人々が神の言葉を受け入れたと聞き、ペトロとヨハネをそこへ行かせた。
8:15
二人はサマリアに下って行き、聖霊を受けるようにとその人々のために祈った。
8:16
人々は主イエスの名によって洗礼を受けていただけで、聖霊はまだだれの上にも降っていなかったからである。
8:17
ペトロとヨハネが人々の上に手を置くと、彼らは聖霊を受けた。
8:18
シモンは、使徒たちが手を置くことで、“霊”が与えられるのを見、金を持って来て、
8:19
言った。「わたしが手を置けば、だれでも聖霊が受けられるように、わたしにもその力を授けてください。」
8:20
すると、ペトロは言った。「この金は、お前と一緒に滅びてしまうがよい。神の賜物を金で手に入れられると思っているからだ。
8:21
お前はこのことに何のかかわりもなければ、権利もない。お前の心が神の前に正しくないからだ。
8:22
この悪事を悔い改め、主に祈れ。そのような心の思いでも、赦していただけるかもしれないからだ。
8:23
お前は腹黒い者であり、悪の縄目に縛られていることが、わたしには分かっている。」
8:24
シモンは答えた。「おっしゃったことが何一つわたしの身に起こらないように、主に祈ってください。」
8:25
このように、ペトロとヨハネは、主の言葉を力強く証しして語った後、サマリアの多くの村で福音を告げ知らせて、エルサレムに帰って行った。
前田訳1978
8:14
エルサレムにいた使徒たちは、サマリアが神のことばを受け入れたと聞いて、ペテロとヨハネとをつかわした。
8:15
ふたりは下っていって、人々が聖霊を受けるよう祈った。
8:16
それは彼らはただ主イエスのみ名によって洗礼を受けていただけで、まだだれにも聖霊が下っていなかったからである。
8:17
そこで使徒たちが手をのせると、彼らは聖霊を受けた。
8:18
シモンは、使徒たちが手をのせることによって霊が与えられるのを見て、彼らに金を差し出し、
8:19
「わたしが手をのせたものが聖霊を受けるようなその権威を、わたしにもください」といった。
8:20
ペテロが彼にいった、「お前の金はお前もろとも亡びよ。お前は神の賜物を金で得ようと考えているから。
8:21
お前はこのことの分け前にも相続にもあずかれない、心が神の前にまっすぐでないから。
8:22
それゆえこの悪を悔い改めて主に祈りなさい。あるいはお前の出来心がゆるされるかもしれない。
8:23
お前がにがい胆汁と不義の絆の中にいることがわたしには見える」と。
8:24
シモンが答えた、「あなた方がわたしのため主に祈ってください、おっしゃったことがわたしにおこらないように」と。
8:25
さて使徒たちは証をし、主のことばを語ってエルサレムへ帰った。彼らはサマリヤ人の多くの村でも福音を伝えた。
新改訳1970
8:14
さて、エルサレムにいる使徒たちは、サマリヤの人々が神のことばを受け入れたと聞いて、ペテロとヨハネを彼らのところへ遣わした。
8:15
ふたりは下って行って、人々が聖霊を受けるように祈った。
8:16
彼らは主イエスの御名によってバプテスマを受けていただけで、聖霊がまだだれにも下っておられなかったからである。
8:17
ふたりが彼らの上に手を置くと、彼らは聖霊を受けた。
8:18
使徒たちが手を置くと聖霊が与えられるのを見たシモンは、使徒たちのところに金を持って来て、
8:19
「私が手を置いた者がだれでも聖霊を受けられるように、この権威を私にも下さい。」と言った。
8:20
ペテロは彼に向かって言った。「あなたの金は、あなたとともに滅びるがよい。あなたは金で神の賜物を手に入れようと思っているからです。
8:21
あなたは、このことについては何の関係もないし、それにあずかることもできません。あなたの心が神の前に正しくないからです。
8:22
だから、この悪事を悔い改めて、主に祈りなさい。あるいは、心に抱いた思いが赦されるかもしれません。
8:23
あなたはまだ苦い胆汁と不義のきずなの中にいることが、私にはよくわかっています。」
8:24
シモンは答えて言った。「あなたがたの言われた事が何も私に起こらないように、私のために主に祈ってください。」
8:25
このようにして、使徒たちはおごそかにあかしをし、また主のことばを語って後、エルサレムへの帰途につき、サマリヤ人の多くの村でも福音を宣べ伝えた。
塚本訳1963
8:14
エルサレムにいた使徒たちは(ピリポによって)サマリヤ(の人々)が神の言葉を受け入れたと聞くと、(さっそく)ペテロとヨハネとをそこにやった。
8:15
二人は下っていって、サマリヤの人々が聖霊を受けるようにと祈った。
8:16
彼らには、まだだれにも聖霊が下っていなかったからである。ただ主イエスの名で洗礼を受けていただけであった。
8:17
そこで二人が彼らに手をのせると、聖霊を受けた。
8:18
使徒たちが手をのせることによって御霊が授けられるのを見たシモンは、二人に金を差し出して
8:19
言った、「手をのせれば、人が聖霊を戴くことのできるその力を、わたしにも授けてください。」
8:20
ペテロがシモンに言った、「金もお前も地獄行きだ!神の(恩恵の)賜物を金で手に入れようと考えたのだから。
8:21
お前はこの事の分け前にも相続にも、あずかれない。『心が』神の目に『真直ぐでない』からだ。
8:22
だからこの悪いことを悔改めて、主に祈ったがよかろう。あるいはお前の(曲った)出来心を赦していただけるかも知れない。
8:23
お前が『胆汁のような苦い心』また『不道徳の虜』になっているのが、わたしに見えるからだ。」
8:24
シモンが答えて言った、「あなた方が、わたしのために主に祈ってください、いま言われたことが決してわたしに起こらないように。」
8:25
さて使徒たちは証しをし、また主の言葉を語ったのち、エルサレムに帰った。(道すがら、)多くのサマリヤ人の村々でも福音を伝えた。
口語訳1955
8:14
エルサレムにいる使徒たちは、サマリヤの人々が、神の言を受け入れたと聞いて、ペテロとヨハネとを、そこにつかわした。
8:15
ふたりはサマリヤに下って行って、みんなが聖霊を受けるようにと、彼らのために祈った。
8:16
それは、彼らはただ主イエスの名によってバプテスマを受けていただけで、聖霊はまだだれにも下っていなかったからである。
8:17
そこで、ふたりが手を彼らの上においたところ、彼らは聖霊を受けた。
8:18
シモンは、使徒たちが手をおいたために、御霊が人々に授けられたのを見て、金をさし出し、
8:19
「わたしが手をおけばだれにでも聖霊が授けられるように、その力をわたしにも下さい」と言った。
8:20
そこで、ペテロが彼に言った、「おまえの金は、おまえもろとも、うせてしまえ。神の賜物が、金で得られるなどと思っているのか。
8:21
おまえの心が、神の前に正しくないから、おまえは、とうてい、この事にあずかることができない。
8:22
だから、この悪事を悔いて、主に祈れ。そうすればあるいはそんな思いを心にいだいたことが、ゆるされるかも知れない。
8:23
おまえには、まだ苦い胆汁があり、不義のなわ目がからみついている。それが、わたしにわかっている」。
8:24
シモンはこれを聞いて言った、「仰せのような事が、わたしの身に起らないように、どうぞ、わたしのために主に祈って下さい」。
8:25
使徒たちは力強くあかしをなし、また主の言を語った後、サマリヤ人の多くの村々に福音を宣べ伝えて、エルサレムに帰った。
文語訳1917
"440814","
エルサレムに居る使徒たちは、サマリヤ人、神の御言を受けたりと聞きて、ペテロとヨハネとを遣したれば、"
"440815","
彼ら下りて人々の聖靈を受けんことを祈れり。"
"440816","
これ主イエスの名によりてバプテスマを受けしのみにて、聖靈いまだ其の一人にだに降らざりしなり。"
"440817","
ここに二人のもの彼らの上に手を按きたれば、みな聖靈を受けたり。"
"440818","
使徒たちの按手によりて其の御靈を與へられしを見て、シモン金を持ち來りて言ふ、"
"440819","
『わが手を按くすべての人の聖靈を受くるやうに、此の權威を我にも與へよ』"
"440820","
ペテロ彼に言ふ『なんぢの銀は汝とともに亡ぶべし、なんぢ金をもて神の賜物を得んと思へばなり。"
"440821","
なんぢは此の事に關係なく干與なし、なんぢの心、神の前に正しからず。"
"440822","
然れば、この惡を悔改めて主に祈れ、なんぢが心の念あるひは赦されん。"
"440823","
我なんぢが苦き膽汁と不義の繋とに居るを見るなり』"
"440824","
シモン答えて言ふ『なんぢらの言ふ所のこと一つも我に來らぬやう、汝ら我がために主に祈れ』"
"440825","
かくて使徒たちは證をなし、主の御言を語りて後、サマリヤ人の多くの村に福音を宣傳へつつエルサレムに歸れり。"
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各国聖書引照編集
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 使 8:1
8:1 サウロは、ステファノ
の殺害に賛成していた。(見出挿入による分割)
8:1
その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起こり、使徒たちのほかは皆、ユダヤとサマリアの地方に散って行った。
新 共同 使 3:1
3:1
ペトロとヨハネが、午後三時の祈りの時に神殿に上って行った。
新 共同 使 2:38
2:38
すると、ペトロは彼らに言った。「悔い改めなさい。めいめい、イエス・キリストの名によって洗礼を受け、罪を赦していただきなさい。
そうすれば、賜物として聖霊を受けます。
新 共同 使 6:6
6:6
使徒たちの前に立たせた。使徒たちは、祈って彼らの上に手を置いた。
新 共同 使 8:15
8:15
二人はサマリアに下って行き、聖霊を受けるようにとその人々のために祈った。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳
Tテサ2:13
2:13
これらのことを考えて、わたしたちがまた絶えず神に感謝しているのは、あなたがたがわたしたちの説いた神の言を聞いた時に、それを人
間の言葉としてではなく、神の言として――事実そのとおりであるが――受けいれてくれたことである。そして、この神の言は、信じるあ
なたがたのうちに働いているのである。
口 語訳
Uコリ13:13-14
13:13
主イエス・キリストの恵みと、神の愛と、聖霊の交わりとが、あなたがた一同と共にあるように。
口 語訳 ロマ
8:9
8:9
しかし、神の御霊があなたがたの内に宿っているなら、あなたがたは肉におるのではなく、霊におるのである。もし、キリストの霊を持た
ない人がいるなら、その人はキリストのものではない。
口 語訳
Tコリ12:13-15
12:13
なぜなら、わたしたちは皆、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つの御霊によって、一つのからだとなるようにバプテスマを受
け、そして皆一つの御霊を飲んだからである。
12:14
実際、からだは一つの肢体だけではなく、多くのものからできている。
12:15
もし足が、わたしは手ではないから、からだに属していないと言っても、それで、からだに属さないわけではない。
口 語訳
Tコリ6:10
6:10
貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者は、いずれも神の国をつぐことはないのである。
口 語訳 ロマ
2:4
2:4
それとも、神の慈愛があなたを悔改めに導くことも知らないで、その慈愛と忍耐と寛容との富を軽んじるのか。
口 語訳 ロマ
6:17-22
6:17
しかし、神は感謝すべきかな。あなたがたは罪の僕であったが、伝えられた教の基準に心から服従して、
6:18
罪から解放され、義の僕となった。
6:19
わたしは人間的な言い方をするが、それは、あなたがたの肉の弱さのゆえである。あなたがたは、かつて自分の肢体を汚れと不法との僕と
してささげて不法に陥ったように、今や自分の肢体を義の僕としてささげて、きよくならねばならない。
6:20
あなたがたが罪の僕であった時は、義とは縁のない者であった。
6:21
その時あなたがたは、どんな実を結んだのか。それは、今では恥とするようなものであった。それらのものの終極は、死である。
6:22
しかし今や、あなたがたは罪から解放されて神に仕え、きよきに至る実を結んでいる。その終極は永遠のいのちである。
(日)新共同訳1987の引照
新 共同 エペ
5:5
5:5
すべてみだらな者、汚れた者、また貪欲な者、つまり、偶像礼拝者は、キリストと神との国を受け継ぐことはできません。このことをよく
わきまえなさい。
新 共同
Uテモ2:25-26
2:25
反抗する者を優しく教え導かねばなりません。神は彼らを悔い改めさせ、真理を認識させてくださるかもしれないのです。
2:26
こうして彼らは、悪魔に生け捕りにされてその意のままになっていても、いつか目覚めてその罠から逃れるようになるでしょう。
新 共同 ヘブ
12:15
12:15
神の恵みから除かれることのないように、また、苦い根が現れてあなたがたを悩まし、それによって多くの人が汚れることのないように、
気をつけなさい。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
口 語訳
Tテモ4:14
4:14
長老の按手を受けた時、預言によってあなたに与えられて内に持っている恵みの賜物を、軽視してはならない。
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****************************************
使徒
8:26−40
ピリポがエチオピヤの宦官を回心させる
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆フィリポとエチオピアの高官
使徒
8:26 さて、主の天使はフィリポに、「ここをたって南に向かい、エルサレムからガザに下る道を行け」と言った。そこは寂しい道である。
使徒
8:27 フィリポは出かけて行った。折から、エチオピアの女王カンダケの高官で、女王の全財産の管理をしていたエチオピア人の宦官が、エルサレムに礼拝
に来て、
使徒 8:28 帰る途中であった。彼は、馬車に乗って預言者イザヤの書を朗読していた。
使徒 8:29 すると、霊がフィリポに、「追いかけて、あの馬車に寄り添って行け」と言った。
使徒
8:30 フィリポが走り寄ると、預言者イザヤの書を朗読しているのが聞こえたので、「読んでいることがお分かりになりますか」と言った。
使徒
8:31 宦官は、「手引きしてくれる人がなければ、どうして分かりましょう」と言い、馬車に乗って一緒に座るように、フィリポに頼んだ。
使徒
8:32 彼が朗読していた聖書の箇所はこれである。/「彼は、屠り場に引かれて行く羊のように/毛を刈る者の前で黙っている小羊のように/口を開かな
い。
使徒
8:33 卑しめられて、その裁きも行われなかった。/誰が、その子孫について語れるだろう。/彼の命は地上から取り去られるからだ。」
使徒
8:34 宦官はフィリポに言った。「どうぞ教えてください。預言者は、誰についてこう言っているのですか。自分についてですか。誰かほかの人についてで
すか。」
使徒 8:35 そこで、フィリポは口を開き、聖書のこの箇所から説き起こして、イエスについて福音を告げ知らせた。
使徒
8:36 道を進んで行くうちに、水のある所に来たので、宦官は言った。「ここに水があります。洗礼(バプテスマ)を受けるのに、何か妨げがあるでしょう
か。」?
使徒 8:38 そして、車を止めさせた。フィリポと宦官は二人とも水の中に入って行き、フィリポは宦官に洗礼(バプテスマ)を授けた。
使徒
8:39 彼らが水の中から上がると、主の霊がフィリポを連れ去った。宦官はもはやフィリポの姿を見なかったが、喜びに溢れて旅を続けた。
使徒 8:40 フィリポはアゾトに姿を現した。そして、すべての町を巡りながら福音を告げ知らせ、カイサリアまで行った。
フランシスコ会訳2013
◆エチオピアの高官洗礼を受ける
026さて、主の使いがフィリポに
言った、「さあ、立って南の方に行き、エルサレムからガザへ下る道を行きなさい」。そこは寂しい道である。
027フィリポが出かけていくと、エ
チオピアの女王カンダケの高官で、その全財産を管理していたエチオピア人の宦官が、礼拝のためエルサレムに上り、
028今、帰る途中であった。彼は馬
車の中に座って、預言者イザヤの書を読んでいた。
029霊がフィリポに、「あの馬車を
追いかけて、一緒に行きなさい」と言った。
030フィリポが走り寄ると、預言者
イザヤの書を読んでいるのが聞こえたので、「あなたは読んでいることがお分かりですか」と尋ねた。
031すると彼は、「誰かが手引きを
してくれなければ、どうして分かりましょう」と答え、フィリポに、馬車に乗って一緒に座るように頼んだ。
032読んでいた聖書は次の箇所で
あった。
「彼は羊のように屠り場に引かれていった。
黙々として毛を刈る者の前に立つ小羊のように、
口を開かない。
033辱められて、
その裁きも拒まれた。
彼の子孫のことを誰が語ることができようか。
彼の命は地上から取り去られるのだから」。
034その宦官はフィリポに向かって
言った、「どうか教えてください。預言者は誰について、こう言っているのですか。自分のことですか、それとも、誰かほかの人のことで
すか」。
035フィリポは口を開いて、聖書の
この箇所から説き始め、イエスのことを宣べ伝えた。
036道を進んでいくうちに、水のあ
る所に来たので、宦官が言った、「水があります。わたしが洗礼を受けるのに、何か妨げがありましょうか」。
038そこで、馬車を止めさせ、フィ
リポも宦官も、ともに水の中に下り行き、フィリポは宦官に洗礼を授けた。
039二人が水から上がってきたと
き、主の霊がフィリポを連れ去ったので、宦官には、もう彼の姿は見えなかったが、喜びのうちに旅を続けていった。
040それからフィリポはアゾトに姿
を現し、あらゆる町を巡り歩き、福音を宣べ伝え、最後にカイサリアにたどりついた。
岩波翻訳委員会訳1995
440826さて、主の御使いがフィリッポスに向かって言った、「立って南の方に行き、エルサレムからガ
ザにくだる道に出なさい」。――そこは人通りの少ない道である。
440827フィリッポスは立って行った。すると、ちょうどそこに一人のエチオピア人がいた。彼は宦官、
エチオピア人の女王カンダケの高官で、その全財産を管埋していたが、礼拝のためにエルサレムに来た後、
440828そこから帰る途中であった。彼は自分の馬車の中に座り、預言者イザヤの書を読んでいた。
440829この時、霊がフィリッポスに言った、「追いかけて、あの馬車と並んで行きなさい」。
440830そこでフィリッポスが走って行くと、その人が預言者イザヤの書を読んでいるのが聞こえたので、「いかがです、読んでいる
ことがわかりますか」とたずねた。
440831彼が答えた、「誰かが私を手引きしてくれなければ、どうしてわかりましょうか」。そして、彼
はフィリッポスに、馬車に乗って一緒に座ってくれるように頼んだ。
440832彼が読んでいた聖書の箇所は、次の通りであった。
屠場に引かれて行く小羊のように、
毛を刈る者の前に立つ小羊のように、
その口を開かない。
440833卑しめら
れて、そのさばきも行なわれなかった。
誰がその子孫のことを語ることができようか。
その命が地上から取り去られるから。
34宦官はフィリッポスに向かって言った、「教えて下さい。この預言者は誰についてこう言っているのです
か。自分についてですか。それとも、誰かほかの人についてですか」。
440835そこでフィリッポスは口を開き、聖書のこの箇所から始めて、彼にイエス〔の福音〕を告げ知ら
せた。
440836二人が道を行くうちに、水のある所に来た。すると、宦官が言う、「ここに水があります。私が
洗礼を授けられるのに、なんの妨げがありましょうか」。
440837なし
440838そして、彼は馬車を止めさせた。フィリッポスと宦官は、二人とも水の中に入って行き、フィ
リッポスが宦官に洗礼を授けた。
440839二人が水から上がったとき、主の霊がフィリッポスを連れ去ったので、宦官はもはやフィリッポ
スを見ることはなかった。彼は喜びながら道を行った。
440840他方、フィリッポスはアゾトスに現れ、すべての町を通って行きながら福音を告げ知らせ、最後
にカイサリアに着いたのである。
新共同訳1987
8:26
さて、主の天使はフィリポに、「ここをたって南に向かい、エルサレムからガザへ下る道に行け」と言った。そこは寂しい道である。
8:27
フィリポはすぐ出かけて行った。折から、エチオピアの女王カンダケの高官で、女王の全財産の管理をしていたエチオピア人の宦官が、エルサレムに礼拝に来
て、
8:28
帰る途中であった。彼は、馬車に乗って預言者イザヤの書を朗読していた。
8:29
すると、“霊”がフィリポに、「追いかけて、あの馬車と一緒に行け」と言った。
8:30
フィリポが走り寄ると、預言者イザヤの書を朗読しているのが聞こえたので、「読んでいることがお分かりになりますか」と言った。
8:31
宦官は、「手引きしてくれる人がなければ、どうして分かりましょう」と言い、馬車に乗ってそばに座るようにフィリポに頼んだ。
8:32
彼が朗読していた聖書の個所はこれである。「彼は、羊のように屠り場に引かれて行った。毛を刈る者の前で黙している小羊のように、/口を開かない。
8:33
卑しめられて、その裁きも行われなかった。だれが、その子孫について語れるだろう。彼の命は地上から取り去られるからだ。」
8:34
宦官はフィリポに言った。「どうぞ教えてください。預言者は、だれについてこう言っているのでしょうか。自分についてですか。だれかほかの人についてです
か。」
8:35
そこで、フィリポは口を開き、聖書のこの個所から説きおこして、イエスについて福音を告げ知らせた。
8:36
道を進んで行くうちに、彼らは水のある所に来た。宦官は言った。「ここに水があります。洗礼を受けるのに、何か妨げがあるでしょうか。」
8:37
(†底本に節が欠落 異本訳)フィリポが、「真心から信じておられるなら、差し支えありません」と言うと、宦官は、「イエス・キリストは神の子であると信
じます」と答えた。
8:38
そして、車を止めさせた。フィリポと宦官は二人とも水の中に入って行き、フィリポは宦官に洗礼を授けた。
8:39
彼らが水の中から上がると、主の霊がフィリポを連れ去った。宦官はもはやフィリポの姿を見なかったが、喜びにあふれて旅を続けた。
8:40
フィリポはアゾトに姿を現した。そして、すべての町を巡りながら福音を告げ知らせ、カイサリアまで行った。
前田訳1978
8:26
主の使いがピリポにいった、「立って南に向かい、エルサレムからガザに下る道を行け」と。そこは砂漠である。
8:27
彼は立って出かけた。すると、見よ、ひとりのエチオピア人がいた。それはエチオピア人の女王カンダケの高官で、女王の全財産を管理している宦官であった。
彼はエルサレムへ礼拝に行き、
8:28
今帰るところで、車にすわり、イザヤの預言を読んでいた。
8:29
み霊がピリポにいった、「近づいて、あの車について行きなさい」と。
8:30
ピリポが駆け寄ると、イザヤの預言を読んでいるのが聞こえたので、「あなたがお読みのことがおわかりですか」といった。
8:31
彼は答えた、「だれかが手引きしてくれなければ、どうしてわかりましょう」と。そして車に乗っていっしょにすわるようピリポに頼んだ。
8:32
彼が読んでいた聖書の箇所はこれであった、「ほふり場に引かれてゆく羊のように、毛を切るものの前にもだす小羊のように、彼は口を開かない。
8:33
彼ははずかしめられ、裁きも行なわれなかった。だれが彼の子孫のことを語りえよう。そのいのちが地から取り去られたから」。
8:34
宦官はピリポに答えた、「うかがいます、だれについて預言者はこういうのですか、自分についてですか、だれかほかの人についてですか」と。
8:35
ピリポは口を開き、この聖書のところからはじめてイエスについての福音を伝えた。
8:36
彼らが道を進みゆくと、水のあるところに来た。そこで宦官はいった、「ごらんなさい、水があります。わたしが洗礼されるのに何の差支えがありましょう」
と。
8:37
〔ピリポはいった、「あなたが真心から信じるならです」と。彼は答えた、「わたしはイエス・キリストが神の子であると信じます」と。〕
8:38
そこで車を止めさせ、ピリポも宦官もふたりとも水の中に下り、洗礼を行なった。
8:39
彼らが水から上がると、主の霊がピリポを連れ去り、宦官はもはや彼を見なかった。よろこびながら宦官は旅をつづけた。
8:40
ピリポはアゾトに現われ、町々を皆まわって福音を伝えてからカイサリアに来た。
新改訳1970
8:26
ところが、主の使いがピリポに向かってこう言った。「立って南へ行き、エルサレムからガザに下る道に出なさい。」(このガザは今、荒れ果てている。)
8:27
そこで、彼は立って出かけた。すると、そこに、エチオピヤ人の女王カンダケの高官で、女王の財産全部を管理していた宦官のエチオピヤ人がいた。彼は礼拝の
ためエルサレムに上り、
8:28
いま帰る途中であった。彼は馬車に乗って、預言者イザヤの書を読んでいた。
8:29
御霊がピリポに「近寄って、あの馬車といっしょに行きなさい。」と言われた。
8:30
そこでピリポが走って行くと、預言者イザヤの書を読んでいるのが聞こえたので、「あなたは、読んでいることが、わかりますか。」と言った。
8:31
すると、その人は、「導く人がなければ、どうしてわかりましょう。」と言った。そして馬車に乗っていっしょにすわるように、ピリポに頼んだ。
8:32
彼が読んでいた聖書の個所には、こう書いてあった。「ほふり場に連れて行かれる羊のように、また、黙々として毛を刈る者の前に立つ小羊のように、彼は口を
開かなかった。
8:33
彼は、卑しめられ、そのさばきも取り上げられた。彼の時代のことを、だれが話すことができようか。彼のいのちは地上から取り去られたのである。」
8:34
宦官はピリポに向かって言った。「預言者はだれについて、こう言っているのですか。どうか教えてください。自分についてですか。それとも、だれかほかの人
についてですか。」
8:35
ピリポは口を開き、この聖句から始めて、イエスのことを彼に宣べ伝えた。
8:36
道を進んで行くうちに、水のある所に来たので、宦官は言った。「ご覧なさい。水があります。私がバプテスマを受けるのに、何かさしつかえがあるでしょう
か。」
8:37 [本節欠如]
8:38
そして馬車を止めさせ、ピリポも宦官も水の中へ降りて行き、ピリポは宦官にバプテスマを授けた。
8:39
水から上がって来たとき、主の霊がピリポを連れ去られたので、宦官はそれから後彼を見なかったが、喜びながら帰って行った。
8:40
それからピリポはアゾトに現われ、すべての町々を通って福音を宣べ伝え、カイザリヤに行った。
塚本訳1963
8:26
時に主の使がピリポに言った、「立って、南の方に向かって行き、エルサレムからガザ(の町)へ下る道に出よ。それは人通りの少ない道である。」
8:27
彼は立って出かけた。ちょうどそこに一人のエチオピヤ人が通りかかった。この人はエチオピヤの女王カンダケの宮内官で、女王の全財産を監理している宦官で
あったが、礼拝のためエルサレムに行って、
8:28
今はその帰り道であった。車の上に坐り、(声を出して)イザヤ預言書を読んでいた。
8:29
御霊がピリポに、「行って、あの車にぴったりついて歩け」と言った。
8:30
ピリポが駈けよってゆくと、その人がイザヤ預言書を読んでいるのが聞こえたので、たずねた、「どうです、読んでおられるところが読めていますか。」
8:31
彼がこたえた、「だれかに手引をしてもらわねば、とてもわたしには読めません。」そして(車に)乗って一緒に坐ってもらいたいとピリポに頼んだ。
8:32
読んでいた聖書の文句はこれであった。『屠り場に引いてゆかれる羊のように、毛を切る者の前に黙っている小羊のように、彼は口を開かない。
8:33
(しかし)謙遜によって裁きをまぬかれ(て死に勝っ)たのである。だれが(地上にあふれるであろう)彼の子孫[信者]のことを語り得ようか。彼は(神の右
に坐るために)その命を地上から取り去られるのだから。』
8:34
宦官がピリポに答えた、「お願いです、この預言者はだれのことを言っているのでしょうか。自分のことですか、それともだれかほかの人のことですか。(教え
てください。)」
8:35
そこでピリポは口を開いて、この聖書の句から始めて、イエスの福音を伝えた。
8:36
そして道を進んでゆきながら、とある水辺に来ると、宦官が言う、「水がある!洗礼を受けてはいけないでしょうか。」
8:37 [無シ]
8:38
そこで車を止めさせ、ピリポと宦官は、二人とも水の中に下りて、ピリポが宦官に洗礼を授けた。
8:39
しかし二人が水から上がると、主の御霊がピリポをさらっていったので、宦官はもう二度とピリポを見ることはなかった。彼は(救われたことを)喜びながら、
旅行をつづけたからである。
8:40
しかしピリポは(ガザの北)アゾトにあらわれ、(海岸の)町々をのこらずあるき回って福音を伝えた末、カイザリヤに来た。(そしてそこに住んだ。)
口語訳1955
8:26
しかし、主の使がピリポにむかって言った、「立って南方に行き、エルサレムからガザへ下る道に出なさい」(このガザは、今は荒れはてている)。
8:27
そこで、彼は立って出かけた。すると、ちょうど、エチオピヤ人の女王カンダケの高官で、女王の財宝全部を管理していた宦官であるエチオピヤ人が、礼拝のた
めエルサレムに上り、
8:28
その帰途についていたところであった。彼は自分の馬車に乗って、預言者イザヤの書を読んでいた。
8:29
御霊がピリポに「進み寄って、あの馬車に並んで行きなさい」と言った。
8:30
そこでピリポが駆けて行くと、預言者イザヤの書を読んでいるその人の声が聞えたので、「あなたは、読んでいることが、おわかりですか」と尋ねた。
8:31
彼は「だれかが、手びきをしてくれなければ、どうしてわかりましょう」と答えた。そして、馬車に乗って一緒にすわるようにと、ピリポにすすめた。
8:32
彼が読んでいた聖書の箇所は、これであった、/「彼は、ほふり場に引かれて行く羊のように、/また、黙々として、/毛を刈る者の前に立つ小羊のように、/
口を開かない。
8:33
彼は、いやしめられて、/そのさばきも行われなかった。だれが、彼の子孫のことを語ることができようか、/彼の命が地上から取り去られているからには」。
8:34
宦官はピリポにむかって言った、「お尋ねしますが、ここで預言者はだれのことを言っているのですか。自分のことですか、それとも、だれかほかの人のことで
すか」。
8:35
そこでピリポは口を開き、この聖句から説き起して、イエスのことを宣べ伝えた。
8:36
道を進んで行くうちに、水のある所にきたので、宦官が言った、「ここに水があります。わたしがバプテスマを受けるのに、なんのさしつかえがありますか」。
8:37
〔これに対して、ピリポは、「あなたがまごころから信じるなら、受けてさしつかえはありません」と言った。すると、彼は「わたしは、イエス・キリストを神
の子と信じます」と答えた。〕
8:38
そこで車をとめさせ、ピリポと宦官と、ふたりとも、水の中に降りて行き、ピリポが宦官にバプテスマを授けた。
8:39
ふたりが水から上がると、主の霊がピリポをさらって行ったので、宦官はもう彼を見ることができなかった。宦官はよろこびながら旅をつづけた。
8:40
その後、ピリポはアゾトに姿をあらわして、町々をめぐり歩き、いたるところで福音を宣べ伝えて、ついにカイザリヤに着いた。
文語訳1917
"440826","
然るに主の使いピリポに語りて言ふ『なんぢ起ちて南に向ひエルサレムよりガザに下る道に往け。そこは荒野なり』"
"440827","
ピリポ起ちて往きたれば、視よ、エテオピヤの女王カンダケの權官にして、凡ての寳物を掌どる閹人エテオピヤ人あり、禮拜の爲にエルサ
レムに上りしが、"
"440828","
歸る途すがら馬車に坐して預言者イザヤの書を讀みゐたり。"
"440829","
御靈ピリポに言ひ給ふ『ゆきて此の馬車に近寄れ』"
"440830","
ピリポ走り寄りて、その預言者イザヤの書を讀むを聽きて言ふ『なんぢ其の讀むところを悟るか』"
"440831","
閹人いふ『導く者なくば、いかで悟り得ん』而してピリポに、乘りて共に坐せんことを請ふ。"
"440832","
その讀むところの聖書の文は是なり、『彼は羊の屠場に就くが如く曳かれ、羔羊のその毛を剪る者のまへに黙すがごとく、口を開かず。"
"440833","
卑しめられて審判を奪はれたり、誰かその代の状を述べ得んや。その生命地上より取られたればなり』"
"440834","
閹人こたへてピリポに言ふ『預言者は誰に就きて斯く云へるぞ、己に就きてか、人に就きてか、請ふ示せ』"
"440835","
ピリポ口を開き、この聖句を初めとしてイエスの福音を宣傳ふ。"
"440836","
途を進むる程に水ある所に來りたれば、閹人いふ『視よ、水あり、我がバプテスマを受くるに何の障りかある』"
"440837","
(なし)"
"440838","
乃ち命じて馬車を止め、ピリポと閹人と二人ともに水に下りて、ピリポ閹人にバプテスマを授く。"
"440839","
彼ら水より上りしとき、主の靈ピリポを取去りたれば、閹人ふたたび彼を見ざりしが、喜びつつ其の途に進み往けり。"
"440840","
かくてピリポはアゾトに現れ、町々を經て福音を宣傳へつつカイザリヤに到れり。"
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各国聖書引照編集
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 使 10:19
10:19 ペトロがなおも幻につ
いて考え込んでいると、"霊"がこう言った。「三
人の者があなたを探しに来ている。
新 共同 使 6:5
6:5
一同はこの提案に賛成し、信仰と聖霊に満ちている人ステファノと、ほかにフィリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、アン
ティオキア出身の改宗者ニコラオを選んで、
新 共同 使 8:4
8:4
さて、散って行った人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いた。
新 共同 使 21:8
21:8
翌日そこをたってカイサリアに赴き、例の七人の一人である福音宣教者フィリポの家に行き、そこに泊まった。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳
Tコリ14:19
14:19
しかし教会では、一万の言葉を異言で語るよりも、ほかの人たちをも教えるために、むしろ五つの言葉を知性によって語る方が願わしい。
口 語訳
Tコリ2:9
2:9
しかし、聖書に書いてあるとおり、/「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、/人の心に思い浮びもしなかったことを、/神は、ご自分を愛す
る者たちのために備えられた」/のである。
口 語訳 ピリ
2:8-9
2:8
おのれを低くして、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であられた。
2:9
それゆえに、神は彼を高く引き上げ、すべての名にまさる名を彼に賜わった。
口 語訳 ロマ
10:10
10:10
なぜなら、人は心に信じて義とされ、口で告白して救われるからである。
口 語訳
Tコリ12:3
12:3
そこで、あなたがたに言っておくが、神の霊によって語る者はだれも「イエスはのろわれよ」とは言わないし、また、聖霊によらなけれ
ば、だれも「イエスは主である」と言うことができない。
口 語訳 ロマ
5:1-2
5:1
このように、わたしたちは、信仰によって義とされたのだから、わたしたちの主イエス・キリストにより、神に対して平和を得ている。
5:2
わたしたちは、さらに彼により、いま立っているこの恵みに信仰によって導き入れられ、そして、神の栄光にあずかる希望をもって喜んで
いる。
(日)新共同訳1987の引照
新 共同 ヘブ
3:7
3:7
だから、聖霊がこう言われるとおりです。「今日、あなたたちが神の声を聞くなら、
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
口 語訳 ロマ
10:14
10:14
しかし、信じたことのない者を、どうして呼び求めることがあろうか。聞いたことのない者を、どうして信じることがあろうか。宣べ伝え
る者がいなくては、どうして聞くことがあろうか。
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