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使徒
26:1−3
パウロの弁明〔説教第六〕
―― 序言
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆パウロ、アグリッパ王の前で弁明する
使徒 26:1 アグリッパはパウロに、「自分のことを話すがよい」と言った。そこで、パウロは手を差し伸べて弁明した。
使徒
26:2 「アグリッパ王よ、私がユダヤ人たちに訴えられていることすべてについて、今日、王の前で弁明させていただけるのは幸いであると思います。
使徒
26:3 王は、ユダヤ人の慣習も論争点もみなよくご存じだからです。それで、どうか忍耐をもって、私の申すことを聞いてくださるように、お願いいたしま
す。
フランシスコ会訳2013
使徒言行録26
フランシスコ訳聖書 Act <26>章
聖書本文
◆アグリッパ王の前での弁明
001アグリッパはパウロに向かっ
て、「お前が自分のことを話すのを許す」と言った。そこで、パウロは手を差し伸べて弁明し始めた。
002「アグリッパ王さま、わたしが
ユダヤ人に訴えられているすべてのことに関して、今日、王さまの前で弁明することになったのは、わたしの幸せとするところでありま す。
003特に王さまは、ユダヤ人のいろ
いろな慣習や問題点をよくご存じですから、どうか忍耐をもって、わたしの申しあげることをお聞きくださるようお願いいたします。
岩波翻訳委員会訳1995
442601アグリッパはパウロに向かって言った、「自分のために陳述することを許す」。そこでパウロは
手をさしのべて弁明し始めた。
442602「アグリッパ王よ、私がユダヤ人に訴えられているいっさいの事柄に関して、今日、あなたの前
で弁明することになったのは、私の幸いとするところであります。
442603とくにあなたは、ユダヤ人のあらゆる慣習や問題をよく知っておられるからです。どうか忍耐を
もって、私の申し上げることをお聞き下さるようにお願いいたします。
新共同訳1987
26:1
アグリッパはパウロに、「お前は自分のことを話してよい」と言った。そこで、パウロは手を差し伸べて弁明した。
26:2
「アグリッパ王よ、私がユダヤ人たちに訴えられていることすべてについて、今日、王の前で弁明させていただけるのは幸いであると思います。
26:3
王は、ユダヤ人の慣習も論争点もみなよくご存じだからです。それで、どうか忍耐をもって、私の申すことを聞いてくださるように、お願いいたします。
前田訳1978
26:1
アグリッパはパウロにいった、「自らについて発言してよろしい」と。そこでパウロは手をのばして弁明した、
26:2
「アグリッパ王、わたしがユダヤ人から訴えられているすべてのことについて、きょう御前で弁明しうるわたしをさいわいと思います。
26:3
あなたはユダヤ人の慣わしと問題とに、もっともよく通じておいでだからです。それで、忍耐をもってお聞きください。
新改訳1970
26:1
すると、アグリッパがパウロに、「あなたは、自分の言い分を申し述べてよろしい。」と言った。そこでパウロは、手を差し伸べて弁明し始めた。
26:2
「アグリッパ王。私がユダヤ人に訴えられているすべてのことについて、きょう、あなたの前で弁明できることを、幸いに存じます。
26:3
特に、あなたがユダヤ人の慣習や問題に精通しておられるからです。どうか、私の申し上げることを、忍耐をもってお聞きくださるよう、お願いいたします。
塚本訳1963
26:1
アグリッパがパウロに、「自分のために陳述しても差し支えない」と言うと、パウロは(演説家のように)手をのばした姿勢で弁明した。──
26:2
「アグリッパ王よ、わたしはユダヤ人に起訴されている一切のことについて、きょう王の前に弁明できる自分を仕合わせと思います。
26:3
あなたはユダヤ人のあらゆる慣例や、(面倒な)問題を、最もよく知っておられる方だからです。ついては、どうかしばらく御清聴を願います。
口語訳1955
26:1
アグリッパはパウロに、「おまえ自身のことを話してもよい」と言った。そこでパウロは、手をさし伸べて、弁明をし始めた。
26:2
「アグリッパ王よ、ユダヤ人たちから訴えられているすべての事に関して、きょう、あなたの前で弁明することになったのは、わたしのしあわせに思うところで
あります。
26:3
あなたは、ユダヤ人のあらゆる慣例や問題を、よく知り抜いておられるかたですから、わたしの申すことを、寛大なお心で聞いていただきたいのです。
文語訳1917
"442601","
アグリッパ、パウロに言ふ『なんぢは自己のために陳ぶることを許されたり』ここにパウロ手を伸べ、辯明して言ふ、"
"442602","
アグリッパ王よ、我ユダヤ人より訴へられし凡ての事につきて、今日なんぢらの前に辯明するを我が幸福とす。"
"442603","
汝がユダヤ人の凡ての習慣と問題とを知るによりて殊に然りとす。されば請ふ、忍びて我に聽け。"
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各国聖書引照編集
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 使 13:16
13:16 そこで、パウロは立ち
上がり、手で人々を制して言った。「イスラエルの人たち、ならびに神を畏れる方々、聞いてください。
新 共同 使 22:1
22:1
「兄弟であり父である皆さん、これから申し上げる弁明を聞いてください。」
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
・・・・
(日)新共同訳1987の引照
・・・・
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
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使徒 26:4−11
―― ユダヤ教に対する熱心
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
使徒
26:4 私の若い頃からの生活が、同胞の間であれ、またエルサレムの中であれ、最初からどうであったかは、ユダヤ人なら誰でも知っています。
使徒
26:5 彼らは以前から私を知っているのです。だから、私たちの宗教の中で最も厳格な派である、ファリサイ派の一員として私が生活していたことを、証言
しようと思えばできるのです。
使徒
26:6 今、私がここに立って裁判を受けているのは、神が私たちの先祖にお与えになった約束の実現に望みをかけているからです。
使徒
26:7 私たちの十二部族は、夜も昼も熱心に神に仕え、その約束の実現されることを望んでいますが、王よ、私はこの希望を抱いているために、ユダヤ人か
ら訴えられているのです。
使徒 26:8 神が死者を復活させてくださるということを、あなたがたはなぜ信じ難いとお考えになるのでしょうか。
使徒 26:9 実は私自身も、あのナザレの人イエスの名に大いに反対すべきだと考えていました。
使徒
26:10 そして、それをエルサレムで実行に移し、祭司長たちから権限を受けて、多くの聖なる者たちを牢に入れ、彼らが死刑になるときは、それに賛成の
票を投じました。
使徒
26:11 また、至るところの会堂で、しばしば彼らを罰してイエスを冒?するように強制し、彼らに対して激しく怒り狂い、外国の町にまでも迫害の手を伸
ばしたのです。」
フランシスコ会訳2013
004さて、わたしが最初から同胞の間やエルサレムで過ごした若い時代の生活については、すべてのユダヤ人が知っ
ているところです。
005彼らは、以前からわたしを知っ
ているのですから、わたしが、わたしどもの宗教のうちで最も厳格な派であるファリサイ派の一人として生活したことを証言しようと思え
ば、証言できるのです。
006今、わたしがここに立って裁か
れているのは、神がわたしどもの先祖になさった約束に望みを抱いているためです。
007わたしどもの十二部族は、夜と
なく昼となく、熱心に神に仕えて、その約束が実現されることを望んでいます。王さま、わたしは、この希望の故にユダヤ人から訴えられ
ているのです。
008神が死者を復活させるというこ
とが、なぜあなた方には信じ難いことと思われるのでしょうか。
009わたし自身も、以前はナザレの
人イエスという名に対して、大いに反対しなければならないと考えました。
010そしてそれをエルサレムで実行
し、祭司長たちから権限を授かって、多くの聖なる人々を牢に入れただけでなく、彼らが死刑にされる時には、賛成の意を表しました。
011また、わたしは至る所の会堂
で、しばしば彼らを罰しては冒?の言葉を吐くように迫り、彼らに対する激しい
怒りに駆られて、ついに国外の町々にまで迫害の手を伸ばしました。
岩波翻訳委員会訳1995
442604さて、同胞の間やエルサレムではじめから過ごした若い頃の私の生活については、すべてのユダ
ヤ人が知っているところです。
442605彼らは、はじめから私を知っているのですから、私が、私たちの宗教の中で最も厳格な派に従っ
てファリサイ人として生活したことを、証言しようと思えば、できるのです。442606そして、今、私がここに立ってさばかれている
のは、神が私たちの先祖にされた約束に、私が望みを抱いているためなのです。
442607私たちの十二部族は、夜も昼も、ひたすら神に仕えて、この約束が実現されることを望んでいる
のです。王よ、私はこの希望のゆえに、ユダヤ人から訴えられているのです。442608神が死人を起こすということを、あなたたちは
なぜ信じ難いこととされるのでしょうか。
442609実は、私自身も、ナゾラ人イエスという名に対して、大いに反対すべきであると考えていまし
た。
442610そして、それをエルサレムで実行したのです。すなわち、私は祭司長たちから権限を受け、多く
の聖徒たちを牢に入れ、彼らが死刑になる時には、賛意を表しました。
442611また、私はいたるところの会堂で、しばしば罰をもって彼らを強要し、イエスを冒瀆させようと
しました。そして、彼らに対する怒りに狂って、国外の町々にまで行って、迫害を続けたのです。
新共同訳1987
26:4
さて、私の若いころからの生活が、同胞の間であれ、またエルサレムの中であれ、最初のころからどうであったかは、ユダヤ人ならだれでも知っています。
26:5
彼らは以前から私を知っているのです。だから、私たちの宗教の中でいちばん厳格な派である、ファリサイ派の一員として私が生活していたことを、彼らは証言
しようと思えば、証言できるのです。
26:6
今、私がここに立って裁判を受けているのは、神が私たちの先祖にお与えになった約束の実現に、望みをかけているからです。
26:7
私たちの十二部族は、夜も昼も熱心に神に仕え、その約束の実現されることを望んでいます。王よ、私はこの希望を抱いているために、ユダヤ人から訴えられて
いるのです。
26:8
神が死者を復活させてくださるということを、あなたがたはなぜ信じ難いとお考えになるのでしょうか。
26:9
実は私自身も、あのナザレの人イエスの名に大いに反対すべきだと考えていました。
26:10
そして、それをエルサレムで実行に移し、この私が祭司長たちから権限を受けて多くの聖なる者たちを牢に入れ、彼らが死刑になるときは、賛成の意思表示をし
たのです。
26:11
また、至るところの会堂で、しばしば彼らを罰してイエスを冒涜するように強制し、彼らに対して激しく怒り狂い、外国の町にまでも迫害の手を伸ばしたので
す。」
前田訳1978
26:4
わたしが始めから同胞の中で、またエルサレムで過ごしました若い時の生活は、すべてのユダヤ人が知っております。
26:5
彼らは前からわたしを知っておりますので、証言しようと思えばできるのですが、わたしはわれらの宗教のもっともきびしい派に従って、すなわちパリサイ人と
して生活しました。
26:6
そして今、わたしが裁かれて立っているのは、神がわれらの先祖にお与えの約束への希望のためです。
26:7
われらの十二部族は、夜昼絶え間なく神に仕えて、この約束のものを得る希望をもっております。王よ、わたしはこの希望についてユダヤ人に訴えられているの
です。
26:8
神が死人たちを復活なさるということを、なぜあなた方は信じられないとお考えですか。
26:9
わたしもナザレ人イエスの名に大いに反対せねばならぬと思いました。
26:10
エルサレムでもそれを実行し、大祭司たちから権限を受けて、自ら多くの聖徒を牢に閉じこめ、彼らが殺されるときそれに賛成しました。
26:11
また、あらゆる会堂で、しばしば彼らを罰してみ名を汚すことを強い、彼らに激しく怒り狂って、国外の町々まで行って迫害をつづけました。
新改訳1970
26:4
では申し述べますが、私が最初から私の国民の中で、またエルサレムにおいて過ごした若い時からの生活ぶりは、すべてのユダヤ人の知っているところです。
26:5
彼らは以前から私を知っていますので、証言するつもりならできることですが、私は、私たちの宗教の最も厳格な派に従って、パリサイ人として生活してまいり
ました。
26:6
そして今、神が私たちの先祖に約束されたものを待ち望んでいることで、私は裁判を受けているのです。
26:7
私たちの十二部族は、夜も昼も熱心に神に仕えながら、その約束のものを得たいと望んでおります。王よ。私は、この希望のためにユダヤ人から訴えられている
のです。
26:8
神が死者をよみがえらせるということを、あなたがたは、なぜ信じがたいこととされるのでしょうか。
26:9
以前は、私自身も、ナザレ人イエスの名に強硬に敵対すべきだと考えていました。
26:10
そして、それをエルサレムで実行しました。祭司長たちから権限を授けられた私は、多くの聖徒たちを牢に入れ、彼らが殺されるときには、それに賛成の票を投
じました。
26:11
また、すべての会堂で、しばしば彼らを罰しては、強いて御名をけがすことばを言わせようとし、彼らに対する激しい怒りに燃えて、ついには国外の町々にまで
彼らを追跡して行きました。
塚本訳1963
26:4
若い時からのわたしの生活は、初めから(ユダヤ)国民の中で、しかもエルサレムですごしましたので、ユダヤ人は皆知っております。
26:5
以前からわたしを知っている彼らは、証人になる気さえあれば、わたしが国の宗教の最も厳格な派に従って、(すなわち)バリサイ人として生活したことを、
知っているのです。
26:6
それで、今わたしが(こうして)ここに立って裁判を受けているのは、神がわたし達の先祖に与えられた(救世主の)約束に対して希望を持っているからです。
26:7
わたし達十二族(全ユダヤ民族)は(今なお)この約束を実現していただきたいと望んで、夜昼熱心に(神に)奉仕しております。(ところが不思議なこと
に、)王よ、この約束の希望について、わたしは(同族の)ユダヤ人に訴えられたのです。
26:8
(あなた方はイエスの復活を信ぜず、従って彼が約束の救世主であることを信じようとされませんけれども、)神が死人を生きかえらせるということが、あなた
方にはなぜそんなに信じ難いことと思われるのでしょうか。
26:9
ところで実はこう言うわたしも、(かつては)ナザレ人のイエスの(救世主という)名に対して大いに反抗すべきであると考え、
26:10
エルサレムで実際それをやったのです。すなわち大祭司連から全権を受けて多くの聖徒を牢に閉じこめ、また彼らが処刑されるときそれに賛成したのは、だれあ
ろうこのわたしでありました。
26:11
わたしはまたあらゆる礼拝堂でしばしば罰をもって彼らを強要して、(イエスを)冒涜させようとしました。そして彼にむかい猛り狂って、(ユダヤの)国の外
の町々にまで行って、迫害をつづけたのであります。
口語訳1955
26:4
さて、わたしは若い時代には、初めから自国民の中で、またエルサレムで過ごしたのですが、そのころのわたしの生活ぶりは、ユダヤ人がみんなよく知っている
ところです。
26:5
彼らはわたしを初めから知っているので、証言しようと思えばできるのですが、わたしは、わたしたちの宗教の最も厳格な派にしたがって、パリサイ人としての
生活をしていたのです。
26:6
今わたしは、神がわたしたちの先祖に約束なさった希望をいだいているために、裁判を受けているのであります。
26:7
わたしたちの十二の部族は、夜昼、熱心に神に仕えて、その約束を得ようと望んでいるのです。王よ、この希望のために、わたしはユダヤ人から訴えられていま
す。
26:8
神が死人をよみがえらせるということが、あなたがたには、どうして信じられないことと思えるのでしょうか。
26:9
わたし自身も、以前には、ナザレ人イエスの名に逆らって反対の行動をすべきだと、思っていました。
26:10
そしてわたしは、それをエルサレムで敢行し、祭司長たちから権限を与えられて、多くの聖徒たちを獄に閉じ込め、彼らが殺される時には、それに賛成の意を表
しました。
26:11
それから、いたるところの会堂で、しばしば彼らを罰して、無理やりに神をけがす言葉を言わせようとし、彼らに対してひどく荒れ狂い、ついに外国の町々にま
で、迫害の手をのばすに至りました。
文語訳1917
"442604","
わが始より國人のうちに又エルサレムに於ける幼き時よりの生活の状は、ユダヤ人のみな知る所なり。"
"442605","
彼等もし證せんと思はば、わが我らの宗教の最も嚴しき派に從ひて、パリサイ人の生活をなしし事を始より知れり。"
"442606","
今わが立ちて審かるるは、神が我らの先祖たちに約束し給ひしことの希望に因りてなり。"
"442607","
之を得んことを望みて、我が十二の族は夜も晝も熱心に神に事ふるなり。王よ、この希望につきて、我はユダヤ人に訴へられたり。"
"442608","
神は死人を甦へらせ給ふとも、汝等なんぞ信じ難しとするか。"
"442609","
我も曩にはナザレ人イエスの名に逆ひて樣々の事をなすを宣きことと自ら思へり。"
"442610","
我エルサレムにて之をおこなひ、祭司長らより權威を受けて多くの聖徒を獄にいれ、彼らの殺されし時これに同意し、"
"442611","
諸教會堂にてしばしば彼らを罰し、強ひて涜言を言はしめんとし、甚だしく狂ひ、迫害して外國の町にまで至れり。"
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各国聖書引照編集
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 使 23:6
23:6
パウロは、議員の一部がサドカイ派、一部がファリサイ派であることを知って、議場で声を高めて言った。「兄弟たち、わたしは生まれな
がらのファリサイ派です。死者が復活するという望みを抱いていることで、わたしは裁判にかけられているのです。」
新 共同 使 28:20
28:20
だからこそ、お会いして話し合いたいと、あなたがたにお願いしたのです。イスラエルが希望していることのために、わたしはこのように
鎖でつながれているのです。」
新 共同 使 8:3
8:3
一方、サウロは家から家へと押し入って教会を荒らし、男女を問わず引き出して牢に送っていた。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 ロマ 15:8
15:8 わたしは言う、キリス
トは神の真実を明らかにするために、割礼のある者の僕となられた。それは父祖たちの受けた約束を保証すると共に、
口 語訳 ガラ
4:4
4:4
しかし、時の満ちるに及んで、神は御子を女から生れさせ、律法の下に生れさせて、おつかわしになった。
口 語訳
Tコリ15:12-20
15:12
さて、キリストは死人の中からよみがえったのだと宣べ伝えられているのに、あなたがたの中のある者が、死人の復活などはないと言って
いるのは、どうしたことか。
15:13
もし死人の復活がないならば、キリストもよみがえらなかったであろう。
15:14
もしキリストがよみがえらなかったとしたら、わたしたちの宣教はむなしく、あなたがたの信仰もまたむなしい。
15:15
すると、わたしたちは神にそむく偽証人にさえなるわけだ。なぜなら、万一死人がよみがえらないとしたら、わたしたちは神が実際よみが
えらせなかったはずのキリストを、よみがえらせたと言って、神に反するあかしを立てたことになるからである。
15:16
もし死人がよみがえらないなら、キリストもよみがえらなかったであろう。
15:17
もしキリストがよみがえらなかったとすれば、あなたがたの信仰は空虚なものとなり、あなたがたは、いまなお罪の中にいることになろ
う。
15:18
そうだとすると、キリストにあって眠った者たちは、滅んでしまったのである。
15:19
もしわたしたちが、この世の生活でキリストにあって単なる望みをいだいているだけだとすれば、わたしたちは、すべての人の中で最もあ
われむべき存在となる。
15:20
しかし事実、キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである。
口 語訳 ピリ
3:21
3:21
彼は、万物をご自身に従わせうる力の働きによって、わたしたちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じかたちに変えて下さるで
あろう。
口 語訳 ロマ
10:2
10:2
わたしは、彼らが神に対して熱心であることはあかしするが、その熱心は深い知識によるものではない。
口 語訳 ガラ
1:13
1:13
ユダヤ教を信じていたころのわたしの行動については、あなたがたはすでによく聞いている。すなわち、わたしは激しく神の教会を迫害
し、また荒しまわっていた。
(日)新共同訳1987の引照
新 共同 ガラ
1:13-14
1:13
あなたがたは、わたしがかつてユダヤ教徒としてどのようにふるまっていたかを聞いています。わたしは、徹底的に神の教会を迫害し、滅
ぼそうとしていました。
1:14
また、先祖からの伝承を守るのに人一倍熱心で、同胞の間では同じ年ごろの多くの者よりもユダヤ教に徹しようとしていました。
新 共同 ピリ
3:5-6
3:5
わたしは生まれて八日目に割礼を受け、イスラエルの民に属し、ベニヤミン族の出身で、ヘブライ人の中のヘブライ人です。律法に関して
はファリサイ派の一員、
3:6
熱心さの点では教会の迫害者、律法の義については非のうちどころのない者でした。
新 共同 ヤコ
1:1
1:1
神と主イエス・キリストの僕であるヤコブが、離散している十二部族の人たちに挨拶いたします。
新 共同
Tテモ1:13
1:13
以前、わたしは神を冒涜する者、迫害する者、暴力を振るう者でした。しかし、信じていないとき知らずに行ったことなので、憐れみを受
けました。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
口 語訳 ロマ
4:17
4:17
「わたしは、あなたを立てて多くの国民の父とした」と書いてあるとおりである。彼はこの神、すなわち、死人を生かし、無から有を呼び
出される神を信じたのである。
口 語訳
Uコリ1:9
1:9
心のうちで死を覚悟し、自分自身を頼みとしないで、死人をよみがえらせて下さる神を頼みとするに至った。
口 語訳 ヘブ
11:19
11:19
彼は、神が死人の中から人をよみがえらせる力がある、と信じていたのである。だから彼は、いわば、イサクを生きかえして渡されたわけ
である。
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使徒 26:12−18
―― 回心
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆パウロ、自分の回心を語る (使九1−19、二二6−16)
使徒 26:12 「こうして、私は祭司長たちから権限を委任されて、ダマスコに向かったのですが、
使徒
26:13 その途中、真昼のことです。王よ、私は、天からの光を見たのです。それは太陽より明るく輝いて、私とまた同行していた者との周りを照らしまし
た。
使徒
26:14 私たちが皆地に倒れたとき、『サウル、サウル、なぜ、私を迫害するのか。突き棒を蹴ると痛い目に遭うものだ』と、私にヘブライ語で語りかける
声を聞きました。
使徒
26:15 そこで、私が、『主よ、あなたはどなたですか』と申しますと、主は言われました。『私は、あなたが迫害しているイエスである。
使徒
26:16 起き上がれ。自分の足で立て。私があなたに現れたのは、あなたが私を見たこと、そして、これから私が示そうとすることについて、あなたを奉仕
者、また証人にするためである。
使徒 26:17 私は、あなたをこの民と異邦人の中から救い出し、彼らのもとに遣わす。
使徒
26:18 それは、彼らの目を開いて、闇から光に、サタンの支配から神に立ち帰らせ、こうして彼らが私への信仰によって、罪の赦しを得、聖なる者とされ
た人々と共に相続にあずかるようになるためである。』」
フランシスコ会訳2013
012王さま、このような次第で、わたしは祭司長たちから権限と委任を受けて、ダマスコに向かっていきましたが、
013その途上、真昼に、わたしは天
からの光を見ました。それは太陽よりも明るく輝き、わたしとわたしに同行していた者たちの周りを照らしました。
014わたしたちはみな地に倒れまし
たが、その時、ヘブライ語で『サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか。刺のついた突き棒を蹴ることは痛いことだ』とわたしに呼び
かける声を聞きました。
015そこで、わたしが、『主よ、あ
なたはどなたですか』と尋ねると、主はこうお答えになりました、『わたしはお前が迫害しているイエスである。
016さあ、起き上がって、自分の足
で立ちなさい。わたしがお前に現れたのは、お前が今わたしを見たこと、また、これからわたしが示そうとしていることについて、お前を
奉仕者、また証人とするためである。
017わたしはこの民と異邦人との中
からお前を救い出し、お前を彼らの所に遣わす。
岩波翻訳委員会訳1995
442612このような次第で、私は祭司長たちから権限を受けて、ダマスコスに向かって行きましたが、そ
の途上、真昼に、王よ、私は天からの光を見たのです。
442613それは太陽よりも明るく輝き、私と私の同行者たちのまわりを照らしました。
442614私たちは皆、地に倒れました。そのとき私は、ヘブライ語で私に、『サウル、サウル、何故私を
迫害するのか。突き棒を蹴ると、痛い目に遭う』と呼びかける声を聞いたのです。
442615そこで、私が、『主よ、あなたはどなたですか』と言いますと、主はこう言われました、『私は
お前が迫害しているイエスである。
442616起き上がれ。そして、自分の足で立て。私がお前に現れたのは、お前が[私を]見たこと、ま
た、これから私がお前に示すであろうことについての奉仕者と証人にするためである。
442617私はお前をこの民と異邦人の中から救い出し、彼らのところへ遣わす。
442618それは、彼らの目を開き、彼らを闇から光に、悪魔の権力から神に立ち帰らせ、私に対する信仰
によって、罪の赦しを受け、聖別された人々と共に〔神の子らの受ける〕分け前にあずからせるためである』と。
新共同訳1987
26:12
「こうして、私は祭司長たちから権限を委任されて、ダマスコへ向かったのですが、
26:13
その途中、真昼のことです。王よ、私は天からの光を見たのです。それは太陽より明るく輝いて、私とまた同行していた者との周りを照らしました。
26:14
私たちが皆地に倒れたとき、『サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか。とげの付いた棒をけると、ひどい目に遭う』と、私にヘブライ語で語りかける声
を聞きました。
26:15
私が、『主よ、あなたはどなたですか』と申しますと、主は言われました。『わたしは、あなたが迫害しているイエスである。
26:16
起き上がれ。自分の足で立て。わたしがあなたに現れたのは、あなたがわたしを見たこと、そして、これからわたしが示そうとすることについて、あなたを奉仕
者、また証人にするためである。
26:17
わたしは、あなたをこの民と異邦人の中から救い出し、彼らのもとに遣わす。
26:18
それは、彼らの目を開いて、闇から光に、サタンの支配から神に立ち帰らせ、こうして彼らがわたしへの信仰によって、罪の赦しを得、聖なる者とされた人々と
共に恵みの分け前にあずかるようになるためである。』」
前田訳1978
26:12
このようにして、大祭司たちから権限と委任を受けてダマスコへと進んでいるとき、
26:13
王よ、昼ごろ、途中で、天から太陽の輝きにまさる光が、わたしと連れの人たちとのまわりを照らすのを見ました。
26:14
われらは皆、地に倒れ、わたしはヘブライ語で、『サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか、刺の棒を打つのは難しい』という声を聞きました。
26:15
わたしはいいました、『主よ、あなたはどなたですか』と。主がいわれました、『わたしはあなたが迫害しているイエスだ。
26:16
しかし起き上がって、自分の足で立ちなさい。わたしがあなたに現われたのは、あなたを僕として、またわたしを見たことと、これから示されるであろうことと
の証人として定めたからである。
26:17
わたしはあなたを民からまた異教徒から救い出す。あなたを異邦人へつかわすのは、
26:18
その目を開き、彼らを闇から光へ、悪魔の権力から神へと向け、彼らがわたしへの信仰によって罪の許しを受け聖められたものの中で(神の国の)相続をするた
めである』と。
新改訳1970
26:12
このようにして、私は祭司長たちから権限と委任を受けて、ダマスコへ出かけて行きますと、
26:13
その途中、正午ごろ、王よ、私は天からの光を見ました。それは太陽よりも明るく輝いて、私と同行者たちとの回りを照らしたのです。
26:14
私たちはみな地に倒れましたが、そのとき声があって、ヘブル語で私にこう言うのが聞こえました。『サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか。とげのつい
た棒をけるのは、あなたにとって痛いことだ。』
26:15
私が『主よ。あなたはどなたですか。』と言いますと、主がこう言われました。『わたしは、あなたが迫害しているイエスである。
26:16
起き上がって、自分の足で立ちなさい。わたしがあなたに現われたのは、あなたが見たこと、また、これから後わたしがあなたに現われて示そうとすることにつ
いて、あなたを奉仕者、また証人に任命するためである。
26:17
わたしは、この民と異邦人との中からあなたを救い出し、彼らのところに遣わす。
26:18
それは彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、わたしを信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた
人々の中にあって御国を受け継がせるためである。』
塚本訳1963
26:12
こんな次第で、わたしは大祭司連から全権と委任とを受け、(迫害のため)ダマスコに進んでゆくと、
26:13
王よ、昼に、途中で、天から輝く太陽にもまさる光がさして、わたしと、同行の者たちとのまわりを照らすのを見ました。
26:14
わたし達が皆地上に倒れると、ヘブライ語で、『サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか。刺の棒は蹴っても無駄だ』とわたしに言う声を聞きました。
26:15
わたしは言った、『主よ、あなたはどなたですか。』主が言われた、『わたしだ、君が迫害しているイエスだ。
26:16
さあ、起きて、『自分の足で立て。』わたしが(今)現われたのは、君を選んで、わたしを見たことと、(今からも)君に現われて示すこととの証人として、わ
たしに仕えさせるためである。
26:17
(かずかずの迫害や危険がのぞむが心配するな。)わたしは君をこの(イスラエルの)民(の手)から、また』異教人(の手)から』『(かならず)救い出して
やる。』『彼らの中にわたしが君を遣わすのは、』
26:18
彼らの』目をあけて』彼らが『暗闇から光に、』悪魔の権力から神に帰るため、そうして彼らがわたしに対する信仰によって罪の赦しを得、きよめられた人たち
の仲間に入れていただくためである』と。
口語訳1955
26:12
こうして、わたしは、祭司長たちから権限と委任とを受けて、ダマスコに行ったのですが、
26:13
王よ、その途中、真昼に、光が天からさして来るのを見ました。それは、太陽よりも、もっと光り輝いて、わたしと同行者たちとをめぐり照しました。
26:14
わたしたちはみな地に倒れましたが、その時ヘブル語でわたしにこう呼びかける声を聞きました、『サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか。とげのあるむ
ちをければ、傷を負うだけである』。
26:15
そこで、わたしが『主よ、あなたはどなたですか』と尋ねると、主は言われた、『わたしは、あなたが迫害しているイエスである。
26:16
さあ、起きあがって、自分の足で立ちなさい。わたしがあなたに現れたのは、あなたがわたしに会った事と、あなたに現れて示そうとしている事とをあかしし、
これを伝える務に、あなたを任じるためである。
26:17
わたしは、この国民と異邦人との中から、あなたを救い出し、あらためてあなたを彼らにつかわすが、
26:18
それは、彼らの目を開き、彼らをやみから光へ、悪魔の支配から神のみもとへ帰らせ、また、彼らが罪のゆるしを得、わたしを信じる信仰によって、聖別された
人々に加わるためである』。
文語訳1917
"442612","
此のとき祭司長らより權威と委任とを受けてダマスコに赴きしが、"
"442613","
王よ、その途にて正午ごろ天よりの光を見たり、日にも勝りて輝き、我と伴侶とを圍み照せり。"
"442614","
我等みな地に倒れたるに、ヘブルの語にて「サウロ、サウロ、何ぞ我を迫害するか、刺ある策を蹴るは難し」といふ聲を我きけり。"
"442615","
われ言ふ「主よ、なんぢは誰ぞ」主いひ給ふ「われは汝が迫害するイエスなり。"
"442616","
起きて汝の足にて立て、わが汝に現れしは、汝をたてて其の見しことと我が汝に現れて示さんとする事との役者また證人たらしめん爲な
り。"
"442617","
我なんぢを此の民および異邦人より救はん、又なんぢを彼らに遺し、"
"442618","
その目をひらきて暗より光に、サタンの權威より神に立ち歸らせ、我に對する信仰によりて罪の赦しと潔められたる者のうちの嗣業とを得
しめん」と。"
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各国聖書引照編集
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 使 22:2
22:2 パウロがヘブライ語で
話すのを聞いて、人々はますます静かになった。パウロは言った。
新 共同 エペ
2:2
2:2
この世を支配する者、かの空中に勢力を持つ者、すなわち、不従順な者たちの内に今も働く霊に従い、過ちと罪を犯して歩んでいました。
新 共同 使 5:31
5:31
神はイスラエルを悔い改めさせ、その罪を赦すために、この方を導き手とし、救い主として、御自分の右に上げられました。
新 共同 使 20:32
20:32
そして今、神とその恵みの言葉とにあなたがたをゆだねます。この言葉は、あなたがたを造り上げ、聖なる者とされたすべての人々と共に
恵みを受け継がせることができるのです。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳
Uコリ4:4-6
4:4
彼らの場合、この世の神が不信の者たちの思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光の福音の輝きを、見えなくしているのであ
る。
4:5
しかし、わたしたちは自分自身を宣べ伝えるのではなく、主なるキリスト・イエスを宣べ伝える。わたしたち自身は、ただイエスのために
働くあなたがたの僕にすぎない。
4:6
「やみの中から光が照りいでよ」と仰せになった神は、キリストの顔に輝く神の栄光の知識を明らかにするために、わたしたちの心を照し
て下さったのである。
口 語訳
Tテサ5:4-8
5:4
しかし兄弟たちよ。あなたがたは暗やみの中にいないのだから、その日が、盗人のようにあなたがたを不意に襲うことはないであろう。
5:5
あなたがたはみな光の子であり、昼の子なのである。わたしたちは、夜の者でもやみの者でもない。
5:6
だから、ほかの人々のように眠っていないで、目をさまして慎んでいよう。
5:7
眠る者は夜眠り、酔う者は夜酔うのである。
5:8
しかし、わたしたちは昼の者なのだから、信仰と愛との胸当を身につけ、救の望みのかぶとをかぶって、慎んでいよう。
口 語訳
Tコリ1:2
1:2
コリントにある神の教会、すなわち、わたしたちの主イエス・キリストの御名を至る所で呼び求めているすべての人々と共に、キリスト・
イエスにあってきよめられ、聖徒として召されたかたがたへ。このキリストは、わたしたちの主であり、また彼らの主であられる。
口 語訳 ガラ
2:20
2:20
生きているのは、もはや、わたしではない。キリストが、わたしのうちに生きておられるのである。しかし、わたしがいま肉にあって生き
ているのは、わたしを愛し、わたしのためにご自身をささげられた神の御子を信じる信仰によって、生きているのである。
(日)新共同訳1987の引照
新 共同 エペ
5:8
5:8
あなたがたは、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい。
新 共同 エペ
6:12
6:12
わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。
新 共同 コロ
1:12-13
1:12
光の中にある聖なる者たちの相続分に、あなたがたがあずかれるようにしてくださった御父に感謝するように。
1:13
御父は、わたしたちを闇の力から救い出して、その愛する御子の支配下に移してくださいました。
新 共同
Tテサ5:5
5:5
あなたがたはすべて光の子、昼の子だからです。わたしたちは、夜にも暗闇にも属していません。
新 共同
Tペテ2:9
2:9
しかし、あなたがたは、選ばれた民、王の系統を引く祭司、聖なる国民、神のものとなった民です。それは、あなたがたを暗闇の中から驚
くべき光の中へと招き入れてくださった方の力ある業を、あなたがたが広く伝えるためなのです。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
口 語訳
Tコリ9:16-17
9:16
わたしが福音を宣べ伝えても、それは誇にはならない。なぜなら、わたしは、そうせずにはおれないからである。もし福音を宣べ伝えない
なら、わたしはわざわいである。
9:17
進んでそれをすれば、報酬を受けるであろう。しかし、進んでしないとしても、それは、わたしにゆだねられた務なのである。
口 語訳 コロ
1:12-14
1:12
光のうちにある聖徒たちの特権にあずかるに足る者とならせて下さった父なる神に、感謝することである。
1:13
神は、わたしたちをやみの力から救い出して、その愛する御子の支配下に移して下さった。
1:14
わたしたちは、この御子によってあがない、すなわち、罪のゆるしを受けているのである。
口 語訳
Tペテ2:9
2:9
しかし、あなたがたは、選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それによって、暗やみから驚くべきみ光に招き入れ
て下さったかたのみわざを、あなたがたが語り伝えるためである。
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使徒 26:19−23
―― 伝道
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆パウロの宣教の内容
使徒 26:19 「アグリッパ王よ、こういう次第で、私はこの天からの啓示に背かず、
使徒
26:20 ダマスコにいる人々をはじめとして、エルサレムの人々とユダヤ全土の人々、さらに異邦人に対して、悔い改めて神に立ち帰り、悔い改めにふさわ
しい行いをするようにと伝えました。
使徒 26:21 そのためにユダヤ人たちは、神殿の境内にいた私を捕らえて殺そうとしたのです。
使徒
26:22 ところで、私は今日まで神の助けをいただいて、しっかりと立ち、小さな者にも大きな者にも証しをしてきましたが、預言者たちやモーセが必ず起
こると語ったこと以外には、何一つ述べていません。
使徒
26:23 つまり私は、メシアが苦しみを受け、また、死者の中から最初に復活して、民にも異邦人にも光を語り告げることになる、と述べたのです。」
フランシスコ会訳2013
019アグリッパ王さま、このような次第で、わたしは天からの示しに背かないばかりか、
020ダマスコの人々をはじめとし、
エルサレムの人々、またユダヤ全土、さらに異邦人にまで、悔い改めて神に立ち返り、悔い改めにふさわしい業を行うようにと宣べ伝えて
きました。
021そのためにユダヤ人たちは、神
殿にいたわたしを捕らえて殺そうとしたのです。
022しかし、わたしは神からの助け
を得て、小さい者にも大きい者にも、今日まで証しをしてきました。そして、預言者たちやモーセが、きっと起こると語ったこと以外は、
何一つ述べませんでした。
023すなわち、メシアが苦しみを受
け、また、死者の中から最初に復活し、この民と異邦人に光を宣べ伝えることになるということです」。
岩波翻訳委員会訳1995
442619アグリッパ王よ、こういう次第で、私は天からの示しに背きませんでした。
442620そればかりか、ダマスコスの人々をはじめとして、エルサレムの人々、またユダヤ全土、さらに
は異邦人にまで、悔い改めて神に立ち帰り、悔い改めにふさわしい業を行なうようにと宣べ伝えました。
442621そのためにユダヤ人たちは神殿〔境内〕[にいた]私を捕らえ、殺害しようと企てたのです。
442622しかし、私は神からの助けを得て、小さい者にも大きい者にも、今日まで証人として立って来ま
した。そして、預言者たちやモーセが、将来必ず起こると語ったこと以外は、何一つ述べませんでした。
442623すなわち、キリストが苦しみを受け、また、死人の中から最初に甦って、民にも異邦人にも光を
告げ知らせることになる、ということです」。
新共同訳1987
26:19
「アグリッパ王よ、こういう次第で、私は天から示されたことに背かず、
26:20
ダマスコにいる人々を初めとして、エルサレムの人々とユダヤ全土の人々、そして異邦人に対して、悔い改めて神に立ち帰り、悔い改めにふさわしい行いをする
ようにと伝えました。
26:21
そのためにユダヤ人たちは、神殿の境内にいた私を捕らえて殺そうとしたのです。
26:22
ところで、私は神からの助けを今日までいただいて、固く立ち、小さな者にも大きな者にも証しをしてきましたが、預言者たちやモーセが必ず起こると語ったこ
と以外には、何一つ述べていません。
26:23
つまり私は、メシアが苦しみを受け、また、死者の中から最初に復活して、民にも異邦人にも光を語り告げることになると述べたのです。」
前田訳1978
26:19
それゆへ、アグリッパ王よ、わたしは天からの示しに背かず、
26:20
まずダマスコで、さらにエルサレムで、ユダヤ全国で、そして異教徒に、悔い改めて神に向かい、悔い改めにふさわしいわざをするよう告げました。
26:21
このためにユダヤ人はわたしを宮で捕えて殺そうとしました。
26:22
ところが神から助けを受けてこんにちまで堅く立ち、小さいものにも大きいものにも証をしています。預言者とモーセとが起こらねばならぬ、といったことのほ
かは、何もいいません。
26:23
すなはち、キリストは苦しみ、死人の中から最初に復活して光を民にも異教徒にも伝えねばならぬということです」。
新改訳1970
26:19
こういうわけで、アグリッパ王よ、私は、この天からの啓示にそむかず、
26:20
ダマスコにいる人々をはじめエルサレムにいる人々に、またユダヤの全地方に、さらに異邦人にまで、悔い改めて神に立ち返り、悔い改めにふさわしい行ないを
するようにと宣べ伝えて来たのです。
26:21
そのために、ユダヤ人たちは私を宮の中で捕え、殺そうとしたのです。
26:22
こうして、私はこの日に至るまで神の助けを受け、堅く立って、小さい者にも大きい者にもあかしをしているのです。そして、預言者たちやモーセが、後に起こ
るはずだと語ったこと以外は何も話しませんでした。
26:23
すなわち、キリストは苦しみを受けること、また、死者の中からの復活によって、この民と異邦人とに最初に光を宣べ伝える、ということです。」
塚本訳1963
26:19
アグリッパ王よ、(こんな栄光ある職を受けたのです。)それゆえ、わたしはこの天からの示しにそむかず、
26:20
まずダマスコとエルサレムとの人たちに、ユダヤ全国に、それから異教人に、悔改めて神に帰り、悔改めにふさわしいわざをするようにと告げました。
26:21
そのためユダヤ人はわたしを宮でつかまえて、殺害しようと企てたのです。
26:22
しかし神の助けをこうむり、今日まで(こうして)立って、小さい者にも大きい者にも証しをしているのです。それも預言書とモーセ[聖書]とが、将来必ずお
こると語った以外のことは、何も言いません。
26:23
すなわち、救世主は死なねばならないこと、彼は死人の中から最初に復活して、(イスラエルの)民にも異教人にも光を伝えねばならないことを…」
口語訳1955
26:19
それですから、アグリッパ王よ、わたしは天よりの啓示にそむかず、
26:20
まず初めにダマスコにいる人々に、それからエルサレムにいる人々、さらにユダヤ全土、ならびに異邦人たちに、悔い改めて神に立ち帰り、悔改めにふさわしい
わざを行うようにと、説き勧めました。
26:21
そのために、ユダヤ人は、わたしを宮で引き捕えて殺そうとしたのです。
26:22
しかし、わたしは今日に至るまで神の加護を受け、このように立って、小さい者にも大きい者にもあかしをなし、預言者たちやモーセが、今後起るべきだと語っ
たことを、そのまま述べてきました。
26:23
すなわち、キリストが苦難を受けること、また、死人の中から最初によみがえって、この国民と異邦人とに、光を宣べ伝えるに至ることを、あかししたので
す」。
文語訳1917
"442619","
この故にアグリッパ王よ、われは天よりの顯示に背かずして、"
"442620","
先ずダマスコに居るもの、次にエルサレム及びユダヤ全國、また異邦人にまで、悔改めて神に立ちかへり、其の悔改にかなふ業をなすべき
ことを宣傅へたり。"
"442621","
之がためにユダヤ人われを宮にて捕へ、かつ殺さんとせり。"
"442622","
然るに神の祐けによりて今日に至るまで尚存へて、小なる人にも大なる人にも證をなし、言ふところは預言者およびモーセが必ず來るべし
と語りしことの外ならず。"
"442623","
即ちキリストの苦難を受くべきこと、最先に死人の中より甦へる事によりて、民と異邦人とに光を傳ふべきこと是なり』"
****************************************
各国聖書引照編集
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 使 11:18
11:18
この言葉を聞いて人々は静まり、「それでは、神は異邦人をも悔い改めさせ、命を与えてくださったのだ」と言って、神を賛美した。
新 共同 使 15:19
15:19
それで、わたしはこう判断します。神に立ち帰る異邦人を悩ませてはなりません。
新 共同 ルカ
24:26-27
24:26
メシアはこういう苦しみを受けて、栄光に入るはずだったのではないか。」
24:27
そして、モーセとすべての預言者から始めて、聖書全体にわたり、御自分について書かれていることを説明された。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 ガラ 1:15-16
1:15 ところが、母の胎内に
ある時からわたしを聖別し、み恵みをもってわたしをお召しになったかたが、
1:16
異邦人の間に宣べ伝えさせるために、御子をわたしの内に啓示して下さった時、わたしは直ちに、血肉に相談もせず、
口 語訳 ロマ
1:16
1:16
わたしは福音を恥としない。それは、ユダヤ人をはじめ、ギリシヤ人にも、すべて信じる者に、救を得させる神の力である。
口 語訳 ロマ
2:4
2:4
それとも、神の慈愛があなたを悔改めに導くことも知らないで、その慈愛と忍耐と寛容との富を軽んじるのか。
口 語訳
Uコリ7:10
7:10
神のみこころに添うた悲しみは、悔いのない救を得させる悔改めに導き、この世の悲しみは死をきたらせる。
口 語訳
Tテサ1:9
1:9
わたしたちが、どんなにしてあなたがたの所にはいって行ったか、また、あなたがたが、どんなにして偶像を捨てて神に立ち帰り、生ける
まことの神に仕えるようになり、
口 語訳
Tコリ2:2
2:2
なぜなら、わたしはイエス・キリスト、しかも十字架につけられたキリスト以外のことは、あなたがたの間では何も知るまいと、決心した
からである。
口 語訳 ロマ
3:21
3:21
しかし今や、神の義が、律法とは別に、しかも律法と預言者とによってあかしされて、現された。
口 語訳
Tコリ15:3-4
15:3
わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、わたし自身も受けたことであった。すなわちキリストが、聖書に書いてあるとお
り、わたしたちの罪のために死んだこと、
15:4
そして葬られたこと、聖書に書いてあるとおり、三日目によみがえったこと、
口 語訳
Tコリ15:20-23
15:20
しかし事実、キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである。
15:21
それは、死がひとりの人によってきたのだから、死人の復活もまた、ひとりの人によってこなければならない。
15:22
アダムにあってすべての人が死んでいるのと同じように、キリストにあってすべての人が生かされるのである。
15:23
ただ、各自はそれぞれの順序に従わねばならない。最初はキリスト、次に、主の来臨に際してキリストに属する者たち、
(日)新共同訳1987の引照
新 共同
Tコリ15:20
15:20
しかし、実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました。
新 共同
Tコリ15:23
15:23
ただ、一人一人にそれぞれ順序があります。最初にキリスト、次いで、キリストが来られるときに、キリストに属している人たち、
新 共同 コロ
1:18
1:18
また、御子はその体である教会の頭です。御子は初めの者、死者の中から最初に生まれた方です。こうして、すべてのことにおいて第一の
者となられたのです。
新 共同 黙 1:4-5
1:4
-5ヨハネからアジア州にある七つの教会へ。今おられ、かつておられ、やがて来られる方から、また、玉座の前におられる七つの霊か
ら、更に、証人、誠実な方、死者の中から最初に復活した方、地上の王たちの支配者、イエス・キリストから恵みと平和があなたがたにあ
るように。わたしたちを愛し、御自分の血によって罪から解放してくださった方に、
1:6
わたしたちを王とし、御自身の父である神に仕える祭司としてくださった方に、栄光と力が世々限りなくありますように、アーメン。
新 共同
Uコリ4:4
4:4
この世の神が、信じようとはしないこの人々の心の目をくらまし、神の似姿であるキリストの栄光に関する福音の光が見えないようにした
のです。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
口 語訳 ガラ
1:16
1:16
異邦人の間に宣べ伝えさせるために、御子をわたしの内に啓示して下さった時、わたしは直ちに、血肉に相談もせず、
口 語訳
Tコリ15:20-23
15:20
しかし事実、キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである。
15:21
それは、死がひとりの人によってきたのだから、死人の復活もまた、ひとりの人によってこなければならない。
15:22
アダムにあってすべての人が死んでいるのと同じように、キリストにあってすべての人が生かされるのである。
15:23
ただ、各自はそれぞれの順序に従わねばならない。最初はキリスト、次に、主の来臨に際してキリストに属する者たち、
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使徒 26:24−32
ローマ送りに決まる
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆パウロ、アグリッパ王に信仰を勧める
使徒
26:24 パウロがこう弁明していると、フェストゥスは大声で言った。「パウロ、お前は気が変になっている。学問のし過ぎで、おかしくなったのだ。」
使徒 26:25 パウロは言った。「フェストゥス閣下、私は気が変になどなっていません。真実で理に適ったことを話しているのです。
使徒
26:26 王はこれらのことについてよくご存じですので、率直に申し上げます。このことは、どこかの片隅で起こったのではありません。ですから、一つと
してご存じないものはないと、確信しております。
使徒 26:27 アグリッパ王よ、預言者たちを信じておられますか。信じておられることと思います。」
使徒 26:28 アグリッパはパウロに言った。「僅かな言葉で私を説き伏せて、キリスト信者にしてしまうつもりか。」
使徒
26:29 パウロは言った。「言葉が少なかろうと多かろうと、王ばかりでなく、今日この話を聞いてくださるすべての方が、私のようになってくださること
を神に祈ります。このように鎖につながれることは別ですが。」
使徒 26:30 そこで、王が立ち上がり、総督もベルニケや陪席の者も立ち上がった。
使徒 26:31 彼らは退場してから、「あの男は、死刑や投獄に当たるようなことは何もしていない」と話し合った。
使徒 26:32 アグリッパ王はフェストゥスに、「あの男は皇帝に上訴さえしていなければ、釈放してもらえただろうに」と言った。
フランシスコ会訳2013
◆弁明の反応
024パウロがこのように弁明してい
ると、フェストゥスは大声で言った、「パウロよ、お前は気がふれている。博学がお前を狂わせたのだ」。
025そこで、パウロは言った、「尊
敬するフェストゥス閣下、わたしは気がふれてはおりません。わたしは真理と良識の言葉を語っているのです。
026王はこれらのことをよくご存じ
ですから、王に対しても率直に申しあげているのです。これは片隅で行われたことではないのですから、王の目に隠されているものは一つ
もないと信じます。
027アグリッパ王さま、王さまは預
言者たちを信じますか。信じておられると思います」。
028アグリッパはパウロに言った、
「お前は短い時間で、わたしをキリスト信者にしようとするのか」。
029パウロは言った、「短い時間で
あろうと長い時間であろうと、わたしが神に祈るのは、ただ王さまだけでなく、今日、わたしの話を聞いておられるすべての人が、このよ
うな鎖は別として、みなわたしのようになってくださることです」。
030この時、王をはじめ、総督も、
ベルニケも、同席の者もみな、立ち上がった。
031彼らは退場してから、互いに語
り合って、「あの男は死や投獄に値することは何もしていない」と言った。
032またアグリッパは、フェストゥ
スに、「あの男が、皇帝に上訴していなかったら、釈放されることができたであろうに」と言った。
岩波翻訳委員会訳1995
442624パウロがこのように弁明していると、フェストゥスが大声で言う、「パウロよ、お前は気が狂っ
ている。博学がお前を狂わせたのだ」。
442625パウロが言った、「フェストゥス閣下、私は気が狂っておりません。私は真実で理にかなった言
葉を語っているのです。
442626王はこれらのことをよく知っておられますから、王に対して率直に申し上げているのです。私
は、王の前に隠されていることは[何]一つしていないと確信しております。これらのことは、〔どこかの〕片隅で行なわれたのではない
のですから。
442627アグリッパ王よ、あなたは預言者たちを信じておられますか。信じておられると私は思います
が」。
442628アグリッパがパウロに言った、「お前は短時間で私を説き伏せて、キリスト者にしようというの
か」。
442629パウロは言った、「短時問であろうと、長時問であろうと、私が神に祈りたいのは、ただ王だけ
ではなく、今日私の話を聞いている人がことごとく、私のようになることなのです。――この鎖だけは別ですが」。
442630この時、王をはじめ、総督も、ベルニケも、同席の者も皆、立ち上がった。
442631彼らは、退場してから、互いに語り合って言った、「あの男は死罪や監禁に当たることは[何]
一つしていない」。
442632また、アグリッパ王は、フェストゥスに言った。「あの男は、もしカエサルに上訴していなかっ
たら、釈放されることができたであろうに」。
新共同訳1987
26:24
パウロがこう弁明していると、フェストゥスは大声で言った。「パウロ、お前は頭がおかしい。学問のしすぎで、おかしくなったのだ。」
26:25
パウロは言った。「フェストゥス閣下、わたしは頭がおかしいわけではありません。真実で理にかなったことを話しているのです。
26:26
王はこれらのことについてよくご存じですので、はっきりと申し上げます。このことは、どこかの片隅で起こったのではありません。ですから、一つとしてご存
じないものはないと、確信しております。
26:27
アグリッパ王よ、預言者たちを信じておられますか。信じておられることと思います。」
26:28
アグリッパはパウロに言った。「短い時間でわたしを説き伏せて、キリスト信者にしてしまうつもりか。」
26:29
パウロは言った。「短い時間であろうと長い時間であろうと、王ばかりでなく、今日この話を聞いてくださるすべての方が、私のようになってくださることを神
に祈ります。このように鎖につながれることは別ですが。」
26:30
そこで、王が立ち上がり、総督もベルニケや陪席の者も立ち上がった。
26:31
彼らは退場してから、「あの男は、死刑や投獄に当たるようなことは何もしていない」と話し合った。
26:32
アグリッパ王はフェストゥスに、「あの男は皇帝に上訴さえしていなければ、釈放してもらえただろうに」と言った。
前田訳1978
26:24
彼がこのように弁明すると、フェストは大声でいった「パウロ、あなたは狂っている。博学があなたを狂わせている」と。
26:25
パウロはいう、「フェスト閣下、わたしは狂ってはいません。真理と良識のことばを話しています。
26:26
王はこれらのことをご承知ですから、わたしも率直にお話ししています。これらのことの中でお気づきでないことがあるとは思いません。これは片隅でなされた
のではないからです。
26:27
アグリッパ王、預言者たちをお信じですか。わたしはお信じと思います。」
26:28
アグリッパはパウロにいう、「間もなくあなたはわたしを説得してキリスト教徒にしようとする」と。
26:29
パウロはいう、「間もなくであってもなくても、わたしは神に祈ります、あなただけでなく、きょうわたしの話をお聞きの人が皆、わたしのようになられること
を。ただしこの鎖は別としてです」と。
26:30
王と、それから総督とベルニケと列席の人々が立ち上がった。
26:31
そして立ち去りながら、互いに話し合っていた、「あの人は死罪や監禁に当たることを何ひとつしていない」と。
26:32
アグリッパはフェストにいった、「あの人は、もし皇帝に上訴していなかったら、釈放されえたのに」と。
新改訳1970
26:24
パウロがこのように弁明していると、フェストが大声で、「気が狂っているぞ。パウロ。博学があなたの気を狂わせている。」と言った。
26:25
するとパウロは次のように言った。「フェスト閣下。気は狂っておりません。私は、まじめな真理のことばを話しています。
26:26
王はこれらのことをよく知っておられるので、王に対して私は率直に申し上げているのです。これらのことは片隅で起こった出来事ではありませんから、そのう
ちの一つでも王の目に留まらなかったものはないと信じます。
26:27
アグリッパ王。あなたは預言者を信じておられますか。もちろん信じておられると思います。」
26:28
するとアグリッパはパウロに、「あなたは、わずかなことばで、私をキリスト者にしようとしている。」と言った。
26:29
パウロはこう答えた。「ことばが少なかろうと、多かろうと、私が神に願うことは、あなたばかりでなく、きょう私の話を聞いている人がみな、この鎖は別とし
て、私のようになってくださることです。」
26:30
ここで王と総督とベルニケ、および同席の人々が立ち上がった。
26:31
彼らは退場してから、互いに話し合って言った。「あの人は、死や投獄に相当することは何もしていない。」
26:32
またアグリッパはフェストに、「この人は、もしカイザルに上訴しなかったら、釈放されたであろうに。」と言った。
塚本訳1963
26:24
彼がこのように弁明したとき、フェストが大声で(それをさえぎって)言う、「パウロ、お前は気が狂っている。博学がお前を狂わせたのだ。」
26:25
パウロが言う、「フェスト閣下、気は狂っておりません。わたしは正気で真理の言葉を話しています。
26:26
(いま言った)これらのことは(アグリッパ)王がよく御承知だから、わたしも王に率直に話をしているのです。これらのことが何か王に隠れているとは信じ得
ないからです。これは(公然エルサレムで行われ、決してこそこそと)片隅で行われたのではありません。
26:27
アグリッパ王よ、王は預言者たち(の言葉)を信じておられますか。(ユダヤ人たるあなたは、もちろん)信じておられると思いますが。」
26:28
するとアグリッパがパウロに、「お前はいとも簡単にわたしを説き伏せてクリスチャンにしようとしている。」
26:29
パウロがいった、「簡単にせよ面倒にせよ、わたしが神に祈りたいのは、王だけでなく、きょうわたしの話を聞いておられる方々が皆、このわたしのような者に
なられることであります。もっともこの鎖だけは別として!」
26:30
王が、つづいて総督とベルニケおよび列席の者が立ち上がった。
26:31
そして退場しながら話し合って言った、「あの男は何一つ死罪や監禁に当ることをしていない。」
26:32
そしてアグリッパはフェストに言った、「あの男はもし皇帝に上訴していなかったら、(今でも)釈放が出来るのに。」
口語訳1955
26:24
パウロがこのように弁明をしていると、フェストは大声で言った、「パウロよ、おまえは気が狂っている。博学が、おまえを狂わせている」。
26:25
パウロが言った、「フェスト閣下よ、わたしは気が狂ってはいません。わたしは、まじめな真実の言葉を語っているだけです。
26:26
王はこれらのことをよく知っておられるので、王に対しても、率直に申し上げているのです。それは、片すみで行われたのではないのですから、一つとして、王
が見のがされたことはないと信じます。
26:27
アグリッパ王よ、あなたは預言者を信じますか。信じておられると思います」。
26:28
アグリッパがパウロに言った、「おまえは少し説いただけで、わたしをクリスチャンにしようとしている」。
26:29
パウロが言った、「説くことが少しであろうと、多くであろうと、わたしが神に祈るのは、ただあなただけでなく、きょう、わたしの言葉を聞いた人もみな、わ
たしのようになって下さることです。このような鎖は別ですが」。
26:30
それから、王も総督もベルニケも、また列席の人々も、みな立ちあがった。
26:31
退場してから、互に語り合って言った、「あの人は、死や投獄に当るようなことをしてはいない」。
26:32
そして、アグリッパがフェストに言った、「あの人は、カイザルに上訴していなかったら、ゆるされたであろうに」。
文語訳1917
"442624","
パウロ斯く辯明しつつある時、フェスト大聲に言ふ『パウロよ、なんぢ狂氣せり、博學なんぢ狂氣せしめたり』"
"442625","
パウロ言ふ『フェスト閣下よ、我は狂氣せず、宣ぶる所は眞にして慥なる言なり。"
"442626","
王は此等のことを知るゆゑに、我その前に憚らずして語る。これらの事は片隅に行はれたるにあらねば、一つとして王の眼に隠れたるはな
しと信ずるに因る。 "
"442627","
アグリッパ王よ、なんぢ預言者の書を信ずるか、我なんぢの信ずることを知る』"
"442628","
アグリッパ、パウロに言ふ『なんぢ説くこと僅にして我をキリステアンたらしめんとするか』"
"442629","
パウロ言ふ『説くことの僅なるにもせよ、多きにもせよ、神に願ふは、啻に汝のみならず、凡て今日われに聽ける者の、この縲絏なくして
我がごとき者とならんことなり』 "
"442630","
ここに王も總督もベルニケも、列座の者どもも皆ともに立つ、"
"442631","
退きてのち相語りて言ふ『この人は死罪または縲絏に當るべきことをなさず』"
"442632","
アグリッパ、フェストに言ふ『この人カイザルに上訴せざりしならば釋さるベかりしなり』"
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各国聖書引照編集
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 使 22:1
22:1 「兄弟であり父である
皆さん、これから申し上げる弁明を聞いてください。」
新 共同 ヨハ
10:20
10:20
多くのユダヤ人は言った。「彼は悪霊に取りつかれて、気が変になっている。なぜ、あなたたちは彼の言うことに耳を貸すのか。」
新 共同 使 24:2-3
24:2
-3パウロが呼び出されると、テルティロは告発を始めた。「フェリクス閣下、閣下のお陰で、私どもは十分に平和を享受しております。
また、閣下の御配慮によって、いろいろな改革がこの国で進められています。私どもは、あらゆる面で、至るところで、このことを認めて
称賛申し上げ、また心から感謝しているしだいです。
24:4
さて、これ以上御迷惑にならないよう手短に申し上げます。御寛容をもってお聞きください。
新 共同 ヨハ
18:20
18:20
イエスは答えられた。「わたしは、世に向かって公然と話した。わたしはいつも、ユダヤ人が皆集まる会堂や神殿の境内で教えた。ひそか
に話したことは何もない。
新 共同 使 11:26
11:26
見つけ出してアンティオキアに連れ帰った。二人は、丸一年の間そこの教会に一緒にいて多くの人を教えた。このアンティオキアで、弟子
たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになったのである。
新 共同 使 23:29
23:29
ところが、彼が告発されているのは、ユダヤ人の律法に関する問題であって、死刑や投獄に相当する理由はないことが分かりました。
新 共同 使 25:11-12
25:11
もし、悪いことをし、何か死罪に当たることをしたのであれば、決して死を免れようとは思いません。しかし、この人たちの訴えが事実無
根なら、だれも私を彼らに引き渡すような取り計らいはできません。私は皇帝に上訴します。」
25:12
そこで、フェストゥスは陪審の人々と協議してから、「皇帝に上訴したのだから、皇帝のもとに出頭するように」と答えた。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 Tコリ1:18
1:18 十字架の言は、滅び行
く者には愚かであるが、救にあずかるわたしたちには、神の力である。
口 語訳
Tコリ2:13-14
2:13
この賜物について語るにも、わたしたちは人間の知恵が教える言葉を用いないで、御霊の教える言葉を用い、霊によって霊のことを解釈す
るのである。
2:14
生れながらの人は、神の御霊の賜物を受けいれない。それは彼には愚かなものだからである。また、御霊によって判断されるべきであるか
ら、彼はそれを理解することができない。
口 語訳
Uコリ4:2-4
4:2
恥ずべき隠れたことを捨て去り、悪巧みによって歩かず、神の言を曲げず、真理を明らかにし、神のみまえに、すべての人の良心に自分を
推薦するのである。
4:3
もしわたしたちの福音がおおわれているなら、滅びる者どもにとっておおわれているのである。
4:4
彼らの場合、この世の神が不信の者たちの思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光の福音の輝きを、見えなくしているのであ
る。
(日)新共同訳1987の引照
新 共同
Uテモ3:15
3:15
また、自分が幼い日から聖書に親しんできたことをも知っているからです。この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知
恵を、あなたに与えることができます。
新 共同
Tペテ4:16
4:16
しかし、キリスト者として苦しみを受けるのなら、決して恥じてはなりません。むしろ、キリスト者の名で呼ばれることで、神をあがめな
さい。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
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